2024年 4月 19日 (金)

「葬儀費用」予算を実費が100万円オーバー 終活ねっとの実態調査

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   身近な人が亡くなった場合、葬式の手配が必要になる。しかし「このくらいかかるだろう」という予算と、実際にかかる金額との間には100万円ほどの差が生じているようだ。

   インターネットサービス事業のDMM.com(東京都港区)のグループ会社、「終活ねっと」(東京都渋谷区)が実施し、2019年5月15日に調査結果を公開した「お葬式」に関する実態調査から明らかになった。

  • お葬式を手配したことはありますか?
    お葬式を手配したことはありますか?
  • お葬式にどのくらい予算をかけたいですか?
    お葬式にどのくらい予算をかけたいですか?
  • お葬式はどのような形式で費用はいくらかかりましたか?
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葬式の手配経験があるのは、40歳以上でも3人に1人

   全国20代以上の男女1万人を対象に、まず手配経験の有無について。「手配したことがある」が全体の23.1%、「手配したことがない」が76.9%となり、未経験者が3倍以上多い。世代別に見ると、40歳未満で「手配したことがある」の割合は10%にも満たないが、40歳以上になると32.4%に上る。終活ねっとは発表資料で「年齢とともにお葬式の手配をする機会が増えることを、改めて認識できた」としている。

   次に、1万人のうち、葬式の手配経験者(全国40代以上の男女)618人に、「お葬式にかけたい予算」について尋ね、そのうえで「実際にかかった費用」を調べた。予算について最も多かった回答は「50万円未満(34.8%)」で、続いて「50万円以上~100万円未満(34.0%)」、 「100万円以上~150万円未満(15.4%)」だった。

   対する実際の費用はこの通りだ。最多回答は「100万円以上~150万円未満(27.0%)」、僅差で「50 万円以上~100 万円未満(25.4%)」が続き、「150万円以上~200万円未満(15.9%)」。終活ねっとは「想定と実際にかかった金額で100万円ほどの乖離が発生していることがわかった」と分析している。

   同じ618人を対象に、執り行った葬儀形式も調査した。すると約5割が「一般葬(様々な立場の人を呼ぶ葬儀)」を選択しており、その後は回答数が多い順に「家族葬(親族や特に親しい人を呼ぶ葬儀)」、「一日葬(お通夜を簡略化または行わない葬儀)」、「直葬(火葬のみ行う葬儀)」となった。

   この結果を踏まえ、葬儀費用も調べた。「一般葬」は「100 万円以上~150 万円未満(29.1%)」、「150 万円以上~ 200 万円未満(24.0%)」となり、全体として中価格帯が多い結果に。「家族葬」は「50 万円以上~100 万円未満」と回答した人が 40.9%と圧倒的に多く、次点が「100 万円以上~150 万円未満(29.8%)」。同様に中価格帯が多い。

   「一日葬」は「50 万円未満(57.6%)」、「50 万円以上~100 万円未満(30.3%)」で、合計9 割近くが「100 万円未満」との実態が浮き彫りになった。「直葬」も「50 万円未満」と回答した人が 90.9%を占め、「一日葬」同様に低価格帯での葬儀がほとんどだ。

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