2019年 8月 25日 (日)

老舗「マクセル」はとってもフレンドリー 【ツイッターは仕事!企業公式「中の人」集合(2)】

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   1960(昭和35)年に「マクセル電気工業」として設立した老舗電池メーカーのマクセル。その公式ツイッターアカウントは「おそれいりまくせるm(_ _)m」の軽妙な「口ぐせ」が特徴で、日々さまざまなフォロワーがこのフレーズをまねてツイートしている。

   2019年7月現在、約5万4000フォロワーを抱える。大企業でありながら親しみやすい運用が特徴だ。

  • マクセル東京本社エントランスにて
    マクセル東京本社エントランスにて
  • つぼ八杯に出場したマクセル社ミニ四駆「ボルテージJr.」
    つぼ八杯に出場したマクセル社ミニ四駆「ボルテージJr.」
  • J-CASTニュース編集部の公式キャラクター「カス丸」と2ショット
    J-CASTニュース編集部の公式キャラクター「カス丸」と2ショット

「ウチのエコフル、ほとんど知られてねぇ...」とぼやいたら

マクセル - Within, the Future】マクセルシステムテック、マクセルイズミなど「マクセルグループ」のニュースや新製品、直販サイトのお得情報などを伝える。アカウント開設は2012年11月末で、現担当者が約6年半運用中。

   担当者はマクセルのブランド戦略統括本部の企画部社員で、マクセルホールディングスのブランド戦略も兼任している。主業務は「maxell」ロゴの管理・運用、それに伴う各種アプリケーションデザインの作成・運用だ。そのほかウェブサイトの管理・運用、合間にSNSの運用・情報発信としてツイッターを手掛ける。

   直販サイト「マクセルオンライン楽天市場店」立ち上げに際し、メールマガジンの代わりに開設したツイッターだが、広報や宣伝部門、事業部などと連携しながら、マクセルグループ全体の情報を広く発信するアカウントになっていった。

   開設直後は500人ほどだったフォロワーが、3か月後に突如10倍に激増する出来事が起こる。パナソニックのニッケル水素電池「エネループ」がデザインの大幅変更を発表し、話題になっていることを受け、自社の充電式ニッケル水素電池を引き合いに出してこうぼやいた。

「ウチのエコフル、ほとんど知られてねぇ...」

   知名度の差を嘆いた自虐ツイートは瞬く間に拡散され、「ウチのエコフル事件」としてネット上にまとめられるほど話題になった。同担当者は「ちょっと自虐的なネタだったので、ブランド戦略としては王道ではないのでしょうが」とことわりつつ、

「(開設)当初はフォロワーがなかなか増えず不安になりましたが、あきらめなければふとした『つぶやき』が拡散されることもある。誰かに届くと信じ、知ってほしいことをコツコツ発信し続けるのが大切ですね」

と喜びをにじませていた。

他社との交流でツイートのハウツー学ぶ

   SNS運用で目標に掲げているのは、企業・ブランド認知度の向上と、中長期のファン獲得だ。ただ自社努力だけでは限界がある。そこを打破するうえで、現在は他社の公式アカウントとの連携を重視している。「突発的な企画やハッシュタグでくっついたり、はなれたり、いろいろな企業公式アカウントを巻き込みながら、お互いにメリットを与え合える関係はとても面白い」と話す。

   具体例として挙げたのは、19年3月12日に居酒屋チェーン店・つぼ八が開催した企業公式対抗ミニ四駆大会「つぼ八杯(カップ)」だ。参加者の1人から誘われ、マクセルのアルカリ乾電池「ボルテージ」をイメージしたオリジナルデザインのミニ四駆で出場(写真2)。マシンの見た目を競う「コンクールデレガンス」において優勝を果たした。

「結果的に大会はメディアで取り上げられ、思わぬ波及効果があると感じました。何より、出会った皆さん魅力的で刺激を受けましたし、自社を単にPRするのではなく、『ミニ四駆』という共通のテーマに基づいて上手くツイートしているのを見て勉強になりました。運用開始以来あまり他企業と交流しないアカウントでしたが、チャンスは何でも正面から来たときにつかんでみることが大切だと気づきました」

各企業公式ツイッターアカウント担当者(通称:中の人)をJ-CASTトレンド記者が突撃取材。「業務」として日々ツイッター運用に取り組む担当者たちの魅力を紹介する。

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