2019年 12月 9日 (月)

進化した「ウエスト・サイド・ストーリー」 客席が360度回転する劇場のド迫力

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   ブロードウェイ・ミュージカル「ウエスト・サイド・ストーリー」(英語上演・日本語字幕あり)が2019年8月22日~10月27日の期間に、劇場「IHIステージアラウンド東京」(東京都江東区)で上演されている。

   J-CASTトレンド記者は、本公演に先駆けて20日に行われたプレヴュー公演を観劇した。

  • ブロードウェイ・ミュージカル「ウエスト・サイド・ストーリー」(Photo: Jun Wajda)
    ブロードウェイ・ミュージカル「ウエスト・サイド・ストーリー」(Photo: Jun Wajda)
  • 非常に具象的なドラッグストアの舞台セット(Photo: Jun Wajda)
    非常に具象的なドラッグストアの舞台セット(Photo: Jun Wajda)
  • 住宅2階のバルコニー部分でのシーン(Photo: Jun Wajda)
    住宅2階のバルコニー部分でのシーン(Photo: Jun Wajda)

世界中で愛される作品を特別な劇場で

   「ウエスト・サイド・ストーリー」は世界でもっとも愛されるミュージカルの1つだ。1957年に米ニューヨーク州の劇場街・ブロードウェイで初めて上演され、世界中で再演を重ねている。シェイクスピアの「ロミオとジュリエット」に着想を得た作品で、ニューヨーク・マンハッタンのウエストサイドで繰り広げられる移民同士の対立の中、欧州系の少年とプエルトリコ系の少女が恋に落ち、悲劇的な結末を迎える。

   この演目を、「IHIステージアラウンド東京」で上演するために、ミュージカルの本場ブロードウェイからクリエイターが集結し、演出が一新された。

   同劇場は、世界に2つしかない「ステージアラウンド劇場システム」を持つ。円形の客席をステージと可動式スクリーンがぐるりと囲い込み、客席の回転とスクリーンの開閉によって場面の転換が行われるのだ。

   開演前はステージ全体がスクリーンで覆われており、客席前方には物語の舞台となる街のシルエットが映し出されている。記者はやや後方寄りの席で観劇したが、それでも全体を視界に収められないほど幅広い面積に投影されていた。

   上演が始まるとスクリーンの一部が左右に開き、舞台セットと出演者が現れる。物語の進行によってスクリーンの開く面積や場所が変わったり、客席が回転して別の舞台セットが使われたりする。

   スクリーンの開閉と客席の回転によって、舞台セットの組み換えを待つことなく次のシーンに移行することが可能になり、観客に演者の動きを途切れずに見せられるのだ。

   今回の公演では、「住宅」「ドラッグストア」「ブライダルショップ」「高架下」「木の生い茂る屋外」など様々な場面があるが、いずれも具象的なセットがステージ上に用意されていた。例えばドラッグストアは2階建てになっており1階部分にも2階部分にも多くの商品が陳列されている。

   舞台装置のリアリティーをここまで追求できるのは、セット転換の必要がないステージアラウンド劇場特有のものだろう。

   途中休憩時や終演後、観客たちは「すごかったね」とささやきあっていた。

   チケット料金は1万5000円(全席指定・税込)。

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