2024年 5月 7日 (火)

タピる、とりま、胸算用、未曾有... 「知っている言葉」親と子で結構違う

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3年間で大幅に熟知度が上昇した新語は

   大学生が親世代(40~60代)より熟知している「新聞語彙」(社会生活で必要な基礎知識や時事知識に関する語彙)を調べると、社会課題に関係する新しい概念を示す語が多く並んだ。差が最も大きかったのは「メディアリテラシー」で、79.7%の大学生が意味を知っている一方で、親世代では31.2%にとどまった。他にも「ラノベ」(大学生69.0%、親世代24.0%)、「3R」(大学生57.0%、親世代19.0%)、「TikTok」(大学生94.5%、親世代60.0%)、「合計特殊出生率」(大学生60.0%、親世代26.0%)、「アクティブ・ラーニング」(大学生66.0%、親世代36.0%)で30ポイント以上の差が付いた。

   同社は2017年の第2回調査から今調査までに、全体の熟知度が大きく上がった新語(辞書語彙の中の、SNS・インターネットなどから近年使われるようになった新しい語や新しい用法)も発表した。

   3年間で15%以上伸びたのは、「エゴサ」(39.0%→63.8%)、「クラウドファンディング」(42.5%→60.5%)、「あり寄りのあり」(30.4%→53.7%)、「ワンオペ育児」(25.1%→42.2%)、「食品ロス」(55.3%→78.0%)、「LGBT」(47.9%→71.2%)の6語だ。

   「エゴサ」はSNSの普及によって全世代で同様に伸長し、「ワンオペ育児」は育児の当事者である社会人(20~30代)に急激に浸透、「食品ロス」はもともと社会人(40~60代)の熟知度が高かったが、他の世代がだんだんと追いついた。

   同社はこの結果を、自分の世代の社会課題に密接な語ほど、熟知度が速く高くなると分析している。

   なお本調査の有効回答は高校生1000人、大学生1000人、社会人(20~30代)500人、社会人(40~60代)500人から得た。

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