2024年 4月 25日 (木)

■ジャパンカップ「カス丸の競馬GI大予想」
 超豪華外国人騎手で期待できる馬は...

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   カス丸 はーい、ぼくカス丸きゃすう。先週のマイルチャンピオンシップは珍しくカスヨ姉さんが△◎〇で三連複を当てたじぇい。爺は◎△△で3連単的中、絶好調だよ。今週は日本が世界に誇る国際レース、ジャパンカップ(2019年11月24日、東京競馬場、芝2400メートル)だじぇい。でも、外国馬が1頭も出ないきゃすう。こんなことで日本は大丈夫?

   カスヨ そうなのよ。今年で39回目にして初めてのことね。コースの作り方が日本独特になってしまって、ガラパゴス化ね。芝が軽くて、スピードがどんどん出るから、欧州なんかの重い芝コースを走っている馬は日本では勝てないのよ。これじゃ、いくら賞金が高くても誰も来なくなるのは当然だわ。JRA(日本中央競馬会)もこれからどうするのかしらね。

騎手は世界トップクラス勢ぞろいの豪華メンバー

   ガジュマル爺 たしかに外国から馬は来ないが、騎手は世界オールスターじゃ。こんなに世界トップクラスの騎手がそろうのは滅多にないぞ。今年は馬より騎手を見る年じゃな。まずはランフランコ・デットーリ。凱旋門賞で昨年、一昨年とエネイブルにまたがって連覇を果たしたレジェンドじゃ。そして世界トップクラスのライアン・ムーアにクリストフ・スミヨン。英国のリーディングジョッキーで若手ナンバーワンのオイシン・マーフィー。ドバイの王族、モハメド閣下が管理する競走馬管理団体ゴドルフィンの主戦騎手、ウィリアム・ビュイック。そしてクリストフ・ルメールもミルコ・デムーロも参戦するという超豪華メンバーじゃ。わしは第1回のジャパンカップから毎年レースを見とるんじゃが、おそらく今年が馬のレベルでは史上最低。しかし騎手のレベルは史上最高クラスじゃな。そこでわしの本命◎じゃが、当然外国人騎手じゃ。ベルギー生まれのスミヨン騎手が手綱を取るシュヴァルグランじゃ。この馬は一昨年の優勝馬。去年は僅差の4着。3年前は3着とめっぽうジャパンカップに強いんじゃ。7歳というのは確かに気にはなるが、7歳で馬券になっておる馬はトーセンジョーダンとかジャガーメイルとか、いないわけではないんじゃ。それになにより、今年のこのメンツなら優勝も十分あるじゃろ。ジャパンカップに強いハーツクライの仔は歳をとっても活躍するし、実際、調教の様子をみておっても元気十分じゃわい。

   カス丸 爺の対抗〇はワグネリアンきゃすう?日本人騎手だよ。

   ガジュマル爺 まあ、全部が全部、外国人というわけにはいかんじゃろ。今年は3頭のダービー馬(マカヒキ、レイデオロ、ワグネリアン)が出ておる。ジャパンカップとダービーは同じコースを使うわけじゃから、本来はこの3頭の争いになるはずなんじゃが、いずれも調子がいまいちじゃ。このなかでは一番若いワグネリアンじゃ。秋の天皇賞で5着というのが、気に食わんのじゃが、位置取りが後ろすぎたのと外を回りすぎたせいじゃろ。今度は2番枠じゃから、ダービーの時のように前につけてラチ(柵)沿いに最短コースをとれば、可能性は出てくるはずじゃ。

   カス丸 カスヨさんの本命◎はカレンブーケドールだよ。3歳牝馬だけど大丈夫きゃすう?

   カスヨ 実績馬の調子がいまいちとなると、若くてイキのいい馬に目がいくわ。過去10年をみると、ジャパンカップでは牝馬が6勝なのね。つまり牡馬(男馬)よりも成績がいいのよ。しかも、去年のアーモンドアイのように3歳牝馬も勝ってるわ。もちろん、カレンブーケドールとアーモンドアイでは実力が違うけど、今年のメンツなら十分勝てる可能性があるわね。カレンはジャパンカップと舞台が同じオークス(GI)でタイム差なしの2着よ。この時の2分22秒8という記録は、去年のアーモンドアイのレコード記録を例外とすれば、1、2を争う速さだから十二分に通用するわね。しかも先行できる脚質のうえに、1枠1番の最内に入ったから最短コースで走ることができるわ。斤量は53キロで古馬(4歳以上)の牡馬より4キロも軽いのは大きいメリット。またとないチャンスだわ。

外国人騎手で何馬身違う?

   カス丸 外国人騎手で有望な馬は他にいないきゃすう?

   カスヨ 外国人騎手は毎年のように馬券に絡んでいるわ。たしかに今回は超豪華メンバーだけど、すべての馬が見違えるように変わるなんてこともないわね。でも、デットーリが乗ると5馬身は違う、なんてことを言う競馬関係者もいるくらいだから、注意が必要なのは確かね。わたしはビュイックが乗るレイデオロが押さえ△よ。まともにきていれば、レイデオロが一番勝利に近いはずなのに、前走のオールカマー(GII、中山、2200メートル)がひどすぎたわね。あのメンバーで4着なんて、どうしたのって感じよね。しかも、勝った馬からコンマ4秒も離されてるのよ。レイデオロも終わった、なんて声も聞こえてきたくらいよ。でも、実績はナンバーワンだからビュイックに乗り替わって変わり身が期待できるわね。

   ガジュマル爺 わしはマーフィー騎手が乗るスワーヴリチャードを単穴▲にするぞ。この馬も秋の天皇賞で7着と本来の勢いとは違うんじゃが、去年はこのレースで3着に食い込んだ馬じゃから、マーフィー騎手が本来の力を引き出せば優勝も十分あるはずじゃ。

   カス丸 全体のレベルがいまいちのレースだと、荒れるじぇい。穴を開けるのはどの馬きゃすう?

   カスヨ わたしの単穴▲はダンビュライトね。ルーラーシップの仔はジャパンカップと相性がいいわ。それに前走の京都大賞典(GII、京都、2400メートル)のように、先行できて粘り強いから、十分残る可能性があるわ。ともかくジャパンカップは後ろから来ると、よほどの脚がない限り届かないわ。逃げ、先行の脚質が有利なのよ。

   ガジュマル爺 わしの押さえは、まずユーキャンスマイルじゃ。天皇賞でワグネリアンの後ろから来て追い抜いた脚はピカイチじゃ。今度は少し前目で勝負するじゃろうが、もともと長距離に強い馬じゃから、スタミナは抜群、一発があってもおかしくないじゃろ。あとはエタリオウじゃ。これも菊花賞(GI、京都、3000メートル)で2着じゃったから、長距離が得意な馬じゃ。ジャパンカップはスピードとスタミナじゃから、この馬も要注意じゃ。

   カス丸 うーん、何が来てもおかしくないとなると、プラス要素が計算できるのは外国人騎手の腕となるじぇい。本命◎はこのレースに強いハーツクライの仔、マーフィー騎手のスワーヴリチャードだじぇい。当てるきゃすう。

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