2020年 4月 9日 (木)

新競技スケートボードで輝け 佐川涼「すごいトリック」で魅了する【特集・目指せ!東京2020】

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   スケートボードは、米国ではスポーツとして確立している。

   たとえば、世界最高峰のスケートボードの大会「SLS(ストリートリーグ)」の優勝賞金は1000万円と高額だ。米スポーツ専門チャンネルESPN開催の「X games』は、世界206か国で放送され、約5億世帯が視聴する。

   知名度があれば、スポンサーも付く。プロスケーターであるトニー・ホーク選手の年収は10億を超えると言われており、他にもエリック・コストンやライアン・シェクラー選手など億超えのプレーヤーがいるというから驚きだ。

   そんなスケートボードが、2020年の東京五輪から正式競技になった。今回登場するのは、五輪に向けて奮闘を続ける佐川涼選手(クリスタルガイザー)だ。(インタビュアー・石井紘人 @ targma_fbrj)

  • 佐川選手はリラックスした表情で撮影に臨んだ
    佐川選手はリラックスした表情で撮影に臨んだ
  • 競技のワンシーン、躍動感あふれる(写真提供:大塚食品)
    競技のワンシーン、躍動感あふれる(写真提供:大塚食品)
  • インタビューにこたえる佐川選手
    インタビューにこたえる佐川選手

「兄に勝てた」が今につながる

――佐川選手は、2017年に国内プロツアー年間王者になり、2018年はアジア選手権で優勝しました。一方で、勝ち切れない試合もあり、東京五輪を確実とはいえない状態です。そんな中、(2019年4月開催の)『FISE HIROSHIMA 2019』で優勝しました。過去の大会を振り返って、一番嬉しかったのは、どの大会ですか。

佐川 小学3年生の時に出場した、地元(神奈川県)の「草大会」はよく覚えています。その大会で、初めて兄にスケートボードで勝ったんです。それが、一番嬉しかった。
元々、自分はスケートボードがそんなに好きではなくて、兄についてやっていた感じです。それが、本当にたまたま兄に勝てて、勝てたことが嬉しくて、今に続いているのだと思います。当時はこんな年齢になるまで続けるなんて思わなかった(笑)。

――スケートボードはテクニック、フィジカル、運など、何がポイントになりますか。

佐川 メイク率(技を成功させる確率)が6割から7割を占めると思います。あとは、技術ですね。運もちょっとはあるかもしれません。でも、とにかく自分たちは繰り返し同じ技をずっと練習して、常に技を出せるようにメイク率を高めていこうとします。でも、すごく難しい。
たとえば、世界大会を見ても、意外な選手が予選で落ちてしまったりもしますし、常に勝つ人もいない。やはり、足と板が離れているから、すごく難しい。でも、それが面白さでもあります。
文:石井紘人(いしい・はやと)

ラジオやテレビでスポーツ解説を行う。主に運動生理学の批評を専門とする。
著作に『足指をまげるだけで腰痛は治る』(ぴあ)『足ゆび力』(ガイドワークス)、プロデュース作品に久保竜彦が出演した『弾丸シュートを蹴る方法』(JVD)がある。
『TokyoNHK2020』サイトでも一年間に渡り、パラリンピックスポーツの取材を行い、「静寂から熱狂そしてリスペクト」などを寄稿。
株式会社ダブルインフィニティ代表取締役でもあり、JFA協力、Jリーグと制作した『審判』の版元でもある。

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