2021年 4月 15日 (木)

「墨アート」の篠田桃紅さん、早くも「回顧展」 「107歳まで現役」のエネルギーを知る

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   2021年3月1日に107歳で亡くなった「墨アート」の芸術家、篠田桃紅さんの展覧会「とどめ得ぬもの 墨のいろ 心のかたち」が4月3日から横浜市・そごう美術館(そごう横浜店 6階)で開かれる。展覧会は生前に準備されており、篠田さんも楽しみにしていたという。期せずして「回顧展」となった。

  • 『一◯五歳、死ねないのも困るのよ』(幻冬舎文庫)
    『一◯五歳、死ねないのも困るのよ』(幻冬舎文庫)
  • 『一◯五歳、死ねないのも困るのよ』(幻冬舎文庫)

80点の作品と資料

   特異な書道家、現代アーティストとして国際的に活躍した篠田さん。本展では、日本の古典文学と書法を学んだ初期の作品から、文字を離れて墨の色や線を追求し、独自の抽象表現を確立したニューヨークでの挑戦、そして余分なものを極限まで削ぎ落として新たな形に昇華、一瞬の「心のかたち」を追求し続けた近年までの変遷を、約80点の作品と資料を通してたどる。

   そごう美術館は告知文に、以下のように記している。

「2021年3月1日、本展の開催を楽しみにしておられました篠田桃紅先生が、107歳で旅立たれました。謹んで哀悼の意を表します」
「篠田桃紅は、文字の形にとらわれない水墨抽象画という独自のスタイルを確立し、常に新しい表現に挑戦し続けてきました。自然や時代の変化の中に漂いうつろう『とどめ得ぬもの』に寄り添い、そこに見出した一筋の『墨いろ』の線は、無限の広がりを感じさせるリズムを奏でます」
「幼少より墨に親しみ、独自の表現世界を追求、文字から抽象へとその表現を推し進め、墨の新しい可能性を発見する営みを休むことなく続け、その孤高の仕事は最後まで衰えることはありませんでした。墨と寄り添い生きた篠田桃紅の表現の変遷をぜひご覧ください」
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