2021年 7月 29日 (木)

梅雨入り早かったうえ長引くかも 5月半ばから80日続いた年がある

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   梅雨入りが早ければ、梅雨明けも早いのだろうか。2021年は近畿、東海地方が5月16日ごろに梅雨入りした。平年より21日、昨年よりは25日も早い。1年前を振り返ると、全国的に平年より遅い梅雨入り、梅雨明けとなり、「冷夏」でもあった。

   今年は「記録的に早い梅雨入り」だった点を踏まえると、雨があまり長引かないことを期待したいが、気象庁によると「早く明けるとは限らない」という。

  • 梅雨入りが早ければ、梅雨明けも早いとは限らない
    梅雨入りが早ければ、梅雨明けも早いとは限らない
  • 梅雨入りが早ければ、梅雨明けも早いとは限らない

平均的には1か月半程度

「平年の天候としては、7月中旬から下旬にかけて九州から東北へと南から順に梅雨が明けていきます。今年の7月は、現時点の見通しとして、ほぼ平年通りに季節が進むと予測しており、梅雨明けが『平年より早い・遅い』ことを示すような兆候は今のところ見られません」

   気象庁の担当者はJ-CASTトレンドの取材に、こう説明した。「明けのタイミングは、もっと短い時間スケールの現象による」ので、現時点でいつになるかを予測するのは困難だという。「梅雨入りが早い=梅雨明けも早い」とは一概には言えないようだ。

   例えば、九州北部・南部で5月13日ごろ梅雨入りしたが、梅雨明けは8月1日ごろとなり、梅雨の期間が80日くらい続いたケースもあると語る。1954年のことだ。気象庁担当者によると、平均的な梅雨の期間は「1か月半程度」。これに比べて、おおよそ20日も長い。

   1963年は、関東甲信の梅雨入りが5月6日ごろだったが、梅雨明けが7月24日ごろで、期間としては79日と同じく長かった。同年5月には、九州北部で長雨や大雨により、河川の増水や山崩れなどの災害が発生したという。

災害、農作物の価格高騰につながる恐れ

   このように、梅雨が長引くと災害につながる恐れがある。また、気象庁の担当者は「曇雨天の状態が長く続くと、農作物の生育不良や病害の発生などに注意」が必要だと話した。雨で農作物が痛んだり、日照時間が短いせいで生育に悪影響が出たりする可能性があるのだ。コメや野菜が収穫量減、さらに価格高騰となれば、家計にも響く。

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