2024年 4月 24日 (水)

オリンピックで動く巨額のカネ 「東京五輪」で潤う特権階級は誰だ

来店不要なのでコロナ禍でも安心!顧客満足度1位のサービスとは?

搾取される国民

   日本人の著作では、『オリンピック・マネー 誰も知らない東京五輪の裏側』 (文春新書、20年刊)が刺激的だ。著者の後藤逸郎氏はジャーナリスト。元毎日新聞記者。丹念な取材で「IOCを巡る不透明なカネの流れ」「高騰する放送権料のからくり」「二〇二〇年東京オリンピックの真実」などに踏み込んでいる。「利権の闇が広がり、ツケは国民に回される」と手厳しい。

   『五輪スタジアム 「祭りの後」に何が残るのか』 (集英社新書、20年刊)は、1972ミュンヘンから2016リオデジャネイロまで、夏季五輪開催地の「今」を徹底調査。各大会のメインスタジアムの「五輪後」の稼働状況、運営形態、維持費の実態を明らかにしている。新国立競技場と東京の「ポスト五輪」を示唆する内容だ。著者の岡田功氏は大阪成蹊大学経営学部スポーツマネジメント学科教授。元毎日新聞記者。

   オリンピックのボランティアに焦点を合わせたものでは『ブラックボランティア』(角川新書、18年刊)がある。著者の本間龍氏は元博報堂社員。広告代理店と政治やメディアとの関係に詳しい。17年に出した『電通巨大利権~東京五輪で搾取される国民』(サイゾー)では、五輪と電通の関係に迫っている。

姉妹サイト

注目情報

PR
追悼
J-CASTニュースをフォローして
最新情報をチェック
電子書籍 フジ三太郎とサトウサンペイ 好評発売中
カス丸

ジェイキャストのマスコットキャラクター

情報を活かす・問題を解き明かす・読者を動かすの3つの「かす」が由来。企業のPRやニュースの取材・編集を行っている。出張取材依頼、大歓迎!