SKYTOPIAと「Frasco」タカノシンヤ サラリーマンしながらガチで音楽活動

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サラリーマンが音楽を作るとこうなる

   二人のビジネスマインドは「UNNATURAL」の制作においても度々発揮された。やりとりは原則チャットツール「Slack」で行い、表計算ソフト「Googleスプレッドシート」も活用していたという。

SKYTOPIAさん「自分たちだけでなく、Frascoメンバーの峰らるさんと、エンジニアであるサポートメンバーのナギー(kentaro nagata)...計4人で作ったアルバムなんですが、常に誰かしらがプロジェクトを前進させていましたね。止まることがなかった」
タカノさん「活動時間がバラバラなのが、かえってよかったよね。夜の内に上げられたデータを、昼に別の誰かがチェックして戻す、なんて体制でした。全員プロジェクトマネジメント力があるので、各々が全体の進行度を意識しながら、個々の役割を果たしていましたね、」

   デザイン担当の峰さんからは「A案~C案、3つあります」といった、いかにも「クライアントへ提案するような形式」でデータが送られてくることもあったそうだ。

制作メンバーがビジネスツールに慣れていたのが大きいという
制作メンバーがビジネスツールに慣れていたのが大きいという

   楽曲づくりは基本的に、タカノさんが作ったデモテープを元に、SKYTOPIAさんがリミックスするような流れで行った。「ほとんどファーストテイク」だそう。

タカノさん「僕が生んだ卵を、SKYTOPIAが料理するイメージですね。どんな卵料理にしてもらってもいい、信じてる!という気持ちで委ねた結果、積極的に意見は出し合いつつも、ほぼボツなく仕上がりました。あまりにもどんどん曲ができちゃうので、途中から『シングルじゃなく、アルバム作るか』と思い立ったくらいです」
SKYTOPIAさん「とにかく『不自然さ(UNNATURAL)』に向き合い過ぎて、宇宙に繋がったときもありました(笑) 例えば、盆栽を見て『自然っていいよな』と感じた次の瞬間、『待てよ、これは人間のために作られた自然であって、つまり不自然なのでは?』と思ったり...」
タカノさん「よくよく考えてみると、世の中には不自然なことの方が多いよね」
制作の最中、音楽スタジオを一度借りたものの、結局二人でパソコンを並べていつも通り作業しただけだったそう
制作の最中、音楽スタジオを一度借りたものの、結局二人でパソコンを並べていつも通り作業しただけだったそう
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