2024年 4月 26日 (金)

■皐月賞「カス丸の競馬GI大予想」
2歳王者、ドウデュースは勝てるか?

糖の吸収を抑える、腸の環境を整える富士フイルムのサプリ!

今週も伏兵が勝つのか

   ガジュマル爺 わしは、今週は3頭あげとくぞ。まずはダノンベルーガじゃ。デビュー戦は昨年11月の東京競馬場の芝2000メートル。1.7倍の圧倒的な1番人気に推され、上がり(最後の600メートル)33秒1の最速タイムで2着に2馬身差をつけて差し切ったんじゃ。2戦目の共同通信杯(GIII、東京1800メートル)も、中団からのレース運びで上がり33秒7の差し脚を披露。2着のジオクリフ(札幌2歳ステークス勝ち)に1馬身2分の1差をつけて優勝じゃ。共同通信杯を経由して皐月賞で馬券になった馬の成績は過去10年で複勝(3着以内)率46.7%と相性の良さは抜群。2連勝でクラシックの有力候補に名乗りを挙げた好素材であることは間違いないが、右のトモに不安を抱え、順調さを欠いたのは残念じゃ。また、右回りの中山コースに替わることも未経験でプラスにはならない。2戦というキャリアの浅さも気にはなる。近年、サートゥルナーリア(2019年)やエフフォーリア(2021年)と3戦で皐月賞を制した馬はいるが、2戦での参戦がどう出るか。ただ、同じ2戦2勝のイクイノックスよりもローテーションはいいじゃろ。次がそのイクイノックスじゃ。新馬戦(新潟1800メートル)を2着(メンアットワーク)に6馬身差の圧勝。続く、東京スポーツ杯2歳ステークス(GII、東京1800メートル)も勝って、2連勝じゃ。新馬戦で3着だったサークルオブライフが2歳時にGI、阪神ジュベナイルフィリーズに優勝(先週の桜花賞で4着)。4着のサトノヘリオスが未勝利(中京2000メートル)-エリカ賞(1勝クラス、阪神2000メートル)を連勝。前走のスプリングステークス(GII、中山1800メートル)で3着に入るなど、レベルが高かったことが評価されとるんじゃ。父キタサンブラックは2015年の菊花賞や16年と17年の天皇賞(春)、17年の有馬記念などGI6勝。母は2015年のマーメイドステークス(GIII)でのちのGI馬、マリアライト(エリザベス女王杯、宝塚記念で優勝)を破って優勝したシャトーブランシュ。その父キングヘイローは1998年の皐月賞で2着。2000年のGI、高松宮記念(中京1200メートル)を制すなど、スピードに勝った馬で、こうした血統が色濃く出ればスピード競馬にも対応できるはずじゃ。とはいえ、懸念材料はやっぱりローテーションじゃ。これまでの皐月賞を勝った馬で、レース間隔が最長だったのは暮れのホープフルSから臨戦したコントレイル(2020年。中112日)。約5か月のレース間隔がどう出るかじゃな。最後にジャスティンパレスじゃ。2000メートル戦ばかりを3戦。中京(新馬戦)、阪神(黄菊賞、1勝クラス)と違うコースを経験して2連勝。いずれもクリストフ・ルメール騎手を背に、単勝1倍台の断然の1番人気に応えた。先行できる脚が魅力で、皐月賞と同じコースの前走、ホープフルSも先行して5番手(15頭立て)からレースを運び、キラーアビリティの2着じゃ。勝ち馬が3番手からのレースで、最後は捕まえきれなかったものの、長くいい脚を使えるのは混戦になったときにプラスのはずじゃ。その前走で、課題とみられた多頭数のレースを経験し、安定して力を発揮できるタイプのようじゃな。

   カスヨ それじゃ、私も3頭にしとくわ。まずはビーアスドニッシドよ。京都2歳ステークス(GIII、阪神2000メートル)は逃げて2着、共同通信杯も逃げて3着、前走スプリングSも逃げて1着と、スムーズに逃げることができればすべて馬券内に入っている馬ね。好成績を残しながらも地味な血統で人気は出ないのね。6戦走っていて、すべてのレースで人気以上の成績を出している実力馬で、紐荒れになった場合に絡みそうだわ。次がキラーアビリティよ。サートゥルナーリア、コントレイルのように暮れのホープフルSからの直行組。前走は3番手から直線半ばで抜け出して1馬身半差で快勝といった高い実績を持っているのね。まあ、トラックバイアスも多少あり内が有利な馬場だったと考えられるため、今回は抑えにしたわ。最後はラーグルフよ。芙蓉ステークス1着、ホープフルS3着と中山2000メートルの実績は十分。前走の弥生賞はスムーズな競馬ができずに11着と大敗。スムーズに運べればホープフルSくらいの成績にはなりそうな馬ね。今年の高松宮記念で悲願のGI制覇を決めた丸田恭介騎手と宗像調教師。同じコンビでアッと言わるかもしれないわよ。

   カス丸 カスヨさんが言うように、皐月賞は弥生賞よりラップが速いきゃすう。どちらかというとホープフルステークスが近いじぇい。つまり1ハロン(200メートル)12秒後半がほとんどないきゃすう。これに近かったのが札幌2歳ステークス。それを圧勝したジオグリフを本命◎するじぇい。追い切り(レース直前週の速いタイムの調教)でも落ち着いて成長の跡が見えたきゃすう。

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