「パパがいい！」我が子に叫ばれて... 「のだめ」作者の笑える「ダメママ日記」

【明日のベストセラー(54)】

「気分に合わせて音楽のプレイリストを選ぶように、漫画も気分に合わせて楽しんでほしい」

   漫画のクチコミサービス「マンバ」（東京都港区）が、今この時期に読むのにピッタリな作品を紹介する「明日のベストセラー」。 5月は「母の日に読みたい家族を描いたマンガ」というテーマでピックアップする。

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  「おにぎり通信～ダメママ日記～」

家事育児、マンガのアシスタントまでこなす夫

   第54回は、大ヒットマンガ「のだめカンタービレ」の作者・二ノ宮知子が、夫と2人の息子たちとの暮らしをつづったコミックエッセイ「おにぎり通信～ダメママ日記～」。

   妻である作者・二ノ宮先生は日々締め切りに追われるマンガ家で、夫は家事育児からママ友・ご近所付き合いまで一手に引き受け、締め切り時にはマンガのアシスタントまで務めるスーパー主夫。様々な事情が重なり、子育てに参加する時間が少なかった結果、二ノ宮先生はエビ反りになってぐずる長男から「パパがいい」と叫ばれる「ダメママ」に。

   家事が苦手で豪快な二ノ宮先生に手を焼く夫の姿は、自由奔放な、のだめに振り回される千秋先輩にそっくりで、「のだめ」読者なら驚くはず。「ダメママ」なりに仕事に育児に奮闘する様子に、元気と笑顔をわけてもらえるエッセイだ。第1話はこちら。