「五条悟封印」――。こう大見出しを掲げる日刊スポーツの号外新聞が、2023年9月22日に東京・渋谷で無料配布されている。前日の21日深夜に放送された人気アニメ「呪術廻戦」第2期（MBS・TBS系）第9話で、人気キャラクター「五条悟」が敵の手により渋谷駅内で「封印」されたのを伝える紙面だ。同日付日刊スポーツ本紙にも、ほぼ同じ内容の紙面が掲載されている。一方で、号外版は、メルカリ上で転売が相次いでいる。アニメと現実の渋谷が連動して五条悟は「呪術廻戦」主人公らの教師で、強力な力を持つ「特級呪術師」。「渋谷事変」編というエピソードに突入している第9話では、ハロウィーンに賑わう渋谷の駅地下で敵の「呪霊」と戦闘。そんななか、「獄門疆」と呼ばれる呪物によって体を封じ込められる。呪術廻戦公式サイトによると、この「封印」を伝える号外新聞は、22日9時から13時30分まで現実の渋谷の複合施設「渋谷マークシティ」前や「渋谷フクラス」、「モヤイ像」周辺で数量限定配布。さらにマークシティ内で開催中のイベント「渋谷事変を体感せよ-巨大獄門疆-」でも24日まで置いている。無料配布でも数千円に号外新聞の配布は、呪術廻戦アニメ公式X（旧ツイッター）では22日9時12分に告知。その後の10時ごろ、フリマサイト「メルカリ」上では、本来無料ながら号外紙面が3900円～4500円の価格で4件高額転売されていた。12時30分時点では100件近くに出品が増加。850円～1600円との相場に下落しており、売り切れになっている出品は多い。先述の通り、9月22日付の日刊スポーツは号外とほぼ同じ内容を伝えている。大きな違いは、号外だと裏面が「渋谷事変」のキービジュアルを描いたポスターのようになっている点だ。
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