台湾の「素顔」が分かる体当たり「体験記」


下川裕治責任編集「もっと好きになっちゃった台湾」

「台北市内に"恍惚マッサージ"を施してくれるゴッドハンドの強者オヤジがいるという。しかも、減量に豊胸テクニックと、女性が泣いて喜ぶテクが満載らしい。オヤジの手技を一度味わってしまうと、忘れられずにまたその門を叩くというのだ。そんな噂を聞きつけ、さっそく行ってみた――」

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   こんな調子で、台湾のディープな世界を紹介する体験型ガイドブック「もっと好きになっちゃった台湾」(本体価格1600円)が双葉社から出版された。

   「5万4千円でアジア大横断」(新潮文庫)などの著書がある旅行ライターの下川裕治さんのもと、台湾に精通した12人のライターが執筆。台北のメイド喫茶や安宿街、高尾のパチンコ屋や夜市などに分け入って、等身大の体験記をまとめた。

   台湾の北部・中部・南部とエリアごとに章立てされているが、普通のガイドブックと違い、ライターが"旅人"の目線で書いた「体験コラム」がメインだ。主な読者としては、台湾を訪れた経験があり、通常の旅行ガイドでは物足りないような人を想定しているという。企画・編集を担当した下川さんは

「体験型で書くことで、実際にはどうなのかという本当のことが書ける。普通のガイド本には載っていない"その先の台湾"の面白さを味わってほしい」

と話している。

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