「枕カバーに123匹のダニ!?」 冬でも洗濯してますか? 


洗濯していない枕カバーにはハウスダストがいっぱい!!

   ハウスダスト対策で見過ごされているのは「洗濯」――。P&G清潔生活研究所が2009年2月に発表した「寝具に溜まるハウスダストの実態とハウスダスト対策に関する行動実態調査」結果で明らかになった。

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   この調査は08年12月22日~25日にかけ、全国の子どもを持つ25歳~45歳の主婦448人を対象にインターネットで実施。それによると、73.4%に当たる329人が家族にアレルギー症状を持っており、そのうち原因がハウスダストにあると考えているのは3人に1人にのぼった。一方、ハウスダスト対策をしている主婦のうち、「洗濯」をハウスダスト対策に挙げたのは7%に止まっている。

   住環境と医学の関係に詳しい池谷優子医学博士は、ハウスダストが溜まりやすい場所として、1日の中で多くの時間を過ごす寝室を挙げる。実際に、P&G清潔生活研究所が先ごろ行った調査によると、3歳から6歳の子どもが洗濯から約1週間使用した枕カバーには、最大で123匹ものダニの死がいが存在したとのことで、まさに寝室はハウスダストだらけのようだ。

   対策はどうなのか? 池谷博士は「ふとんの上げ下ろし時は必ず窓を開ける」などの簡単な対策を挙げた上で、「ハウスダストの中で特に強力なアレルギーの原因となるダニは、実は洗濯することで落とすことが出来るのです」と語る。事実、P&G清潔生活研究所が衣料用洗剤「アリエール」を使用して行った実験では、ダニの死骸などのハウスダストを洗濯で99%除去できたといい、洗濯がハウスダストの有効な対策の1つであることが証明されている。

   だが、前出の調査結果では、枕カバーやシーツなどの洗える寝具類を、週1回以上洗濯している人は35.1%。「ハウスダスト対策をしている」と回答した主婦でも49.7%どまり。手軽にできるハウスダスト対策にも関わらず、洗濯の重要性が見落とされている現状が浮き彫りになった形だ。

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