博多ラーメン「一風堂」 新ブランドで「チャンポン」市場参入へ


「チャンポン業界」参入を明らかにした河原成美社長

   博多ラーメンチェーン「一風堂」を展開する力の源カンパニー(福岡市)は2009年3月12日、都内のホテルで記者発表会を開き、新ブランドを立ち上げて「リンガーハット」(長崎市)が先行するチャンポン市場に参入することを明らかにした。

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   河原成美社長は発表会の冒頭、

「今後も、新業態としてチャンポンにも事業を拡大していきたい。新しい世代のチャンポンを提案したい」

とあいさつ。

「最近のラーメン職人は、つけ麺ばかりつくっている。そういう人たちに、一泡吹かせてやりたい」

と、「ラーメン職人」としてのチャンポン作りへの意気込みを見せていた。

   河原社長によると、既存のラーメン店のメニューにチャンポンが加わることはないといい、チャンポン専門の独自ブランドを立ち上げたい考え。出店時期については明言しなかったものの、出店地域については

「ジャッジしてくれるお客様が多い首都圏や関西。価格は、ラーメンと同水準か、それ以下に抑えたい。野菜などの具がたくさん入ったチャンポンを目指します」

と、あえて本拠地の福岡市を避け「リンガーハット」の出店が比較的手薄な地域をターゲットにしたい考えを明らかにした。

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