科学技術がきっと実現する 「若者が夢を持てる社会」


『科学技術は日本を救うのか』

   ディスカヴァー・トゥエンティワンは創立25周年を記念してDIS+COVERサイエンスシリーズを創刊、『科学との正しい付き合い方』(著・内田麻理香)、『予定不調和』(著・長神風二)とともに、『科学技術は日本を救うのか』(著・北澤宏一)を、2010年4月15日に発売した。

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   同シリーズは、科学や技術の魅力を伝えていくもので、『科学技術は日本を救うのか』では、独立行政法人科学技術振興機構理事長の北澤氏が、「若者が夢を持てる社会」にするため、科学技術は何ができるのかに言及している。

   北澤氏は、「世の中にいかに事実が断片的にしか知らされていないか」を踏まえ、日本という国が「二宮金次郎的国家からメディチ家型国家に脱皮するべきときを迎えている」という。メディチ家は乱世の中でメセナを貫き、300年も続いた。そして現代のメセナの最大の対象を北澤氏は『第4の価値』と位置づけた「環境分野」と断言。その追求こそが、国民を貧困感や閉塞感から解き放ち、産業経済の復権をもたらすとしている。

   新書判ソフトカバー、256ページ。

   価格1260円。

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