ミルフィーユも登場、寿司の洋風化がもたらした「スイーツ寿司」ブーム


「贅沢ミルフィーユ」

   スイーツブームが「寿司(すし)」にも押し寄せている。「大丸東京店」の食品フロアにある創作鮨処「タキモト」で人気なのは、サーモンをメーンに、えび、いくら、カニといった新鮮な魚介類を豪快に盛りつけた「贅沢(ぜいたく)ミルフィーユ」(1575円)だ。

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   ミルフィーユシリーズとして2008年3月にスタートし、旬の具材を取り入れながら「海鮮」「黄金」「贅沢」と名前を変えて展開。2010年10月から販売中の「贅沢ミルフィーユ」はカニやエビにサーモン、イクラ、数の子などが折り重なり、ごはんを挟み込んでいる。これを、「すし詰め」状態というのだろう。

   「酢飯と具材を重ねているので、味の変化をたのしんで。ちなみに容器の一番底には、お口直しということでガリを敷き詰めています。1人前ですがややボリュームもありますが、男性も女性も買われていきますよ」(大丸東京店の担当者)

   多彩な創作すしが楽しめる埼玉・南越谷「すし遊膳 ゆう彩華」の「かにとアボガドのミルフィーユ」(980円)の評判もいい。

   また、09年冬には、東武百貨店池袋店内にある「築地 寿司岩」が30台限定で売り出した「クリスマス寿司ケーキ」(3150円)が話題になった。酢飯をケーキの土台に見立て、トッピングにはまぐろ、サーモン、ぼたんえび、煮帆立などをぜいたくにのせたものだ。こんなウマそうなすしケーキでワインやシャンパンを飲めれば「最高!」というしかない。

   ほかに、スーパーの「丸正フーズ」が一部店舗で展開している「パフェ寿司」(238円~)も主婦層に受けがいいようだ。

   「スイーツ寿司」ブーム到来は、「カリフォルニアロール」に代表される洋風寿司が、次なる世界に突入したことを意味しているのかも。

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