新人作家発掘めざし、講談社などが電子雑誌「BOX-AiR」創刊


連載作品の1つ、杉山幌「嘘月」

   電子書籍「AiR」を発行する電気本講談社スターチャイルドは電子雑誌「BOX-AiR」を創刊、2011年2月4日に「零号」を発売した。新人作家の小説を中心に掲載し、新しい才能の発掘を目指す。

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   電子書籍「AiR」は2010年6月に刊行され、小説家・瀬名秀明氏らが参加し、出版社を通さない作家発の企画として注目を集めた。

   今回創刊された「BOX-AiR」には、西尾維新氏の小説『化物語』シリーズなどを刊行する講談社BOX編集部、アニメ関連作品を手がけるレコードレーベル・スターチャイルドが参加。新人による原稿を常に受け付けており、月ごとに選考結果を紙面で発表する。2月末の選考会議に間に合った作品に関しては、春に発売が予定される「一号」に早速掲載することも検討しているという。

   またスターチャイルド制作部を交えて、毎号掲載作品のアニメ化を検討。デビュー、書籍化、アニメ化といった展開のスピーディーさを、作家・読者がともに体感できるとしている。

   価格は350円。販売はiTunes Store、電子書籍作成・販売サイト「パブー」で行う。また同日に電気本では「AiR」の第2弾「AiRtwo」先行版をiTunes Storeで発売している。価格は同じく350円。

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