ナニコレ? 冷たくてプルプル新食感「お好み焼き」

   お好み焼き・鉄板焼きチェーン「徳川」を運営する今井観光(広島市)は2011年7月1日から、「業界初」という「冷やしお好み焼」を通信販売している。アツアツだからおいしいお好み焼きが「冷やし」とは?

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きっかけは「冗談みたいな話」


冷やせば冷やすほどおいしい

   お好み焼きはふつう、水で溶いた小麦粉の生地に具を挟んで焼き上げるが、新商品は、コラーゲン入りの寒天でできた餡(あん)で豚肉やキャベツなどの具材を包み込んでいる。食べ方も、ジュレ状のぽん酢ソースとかつおぶしをかけて、スプーンですくって食べるという、ちょっと変わったもの。食感は「ぷるぷる」、味わいは「あっさり」で、「おやつ&おつまみ感覚のお好み焼き」がコンセプトだ。

   新商品の誕生は「冗談みたいな話」がきっかけとなった。同社では、以前から電子レンジであたためて食べるチルド(冷蔵)タイプの「広島風お好み焼き」を販売しているが、1年前の猛暑で売り上げが大きく落ちた際、「暑いのにこってりした、アツアツなお好み焼きは食べる意欲がわかない。冷えた、さっぱりしたお好み焼きならいいのに」という話が出たそうだ。

   社内でも賛否がわかれたが、「冷たいお好み焼き」という話題性も狙い、発売にこぎつけた。発売後は電話で問い合わせも寄せられ、中には「どんなものなのか」と半信半疑のまま注文する人もいるらしい。

   内容量は、主食とするにはやや少なめの200グラム。サイドメニューとして、女性客も狙う。9月末までの期間限定の商品。価格は630円。同社のwebサイトから購入できるほか、7月中旬からは広島駅(在来線・新幹線口内)のキヨスク各店でも販売する。

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