2020年もガソリン・ディーゼル車が90%、改良・啓発目指し研究会発足


次世代ガソリン・ディーゼル車研究会のウェブサイト

   真のエコカー社会の到来を目指し、研究者、ジャーナリストらを中心とする「次世代ガソリン・ディーゼル車研究会」が2011年7月1日、発足した。座長は村瀬英一・九州大学大学院教授。

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   近年、環境問題への意識の高まりとともにハイブリッドカーや電気自動車など、電気を動力源とする「エコカー」が注目を集めている。ところが富士キメラ総研の2010年の調査によれば、2020年になっても世界の自動車販売数の90%以上は依然としてガソリン・ディーゼル車だという。引き続き自動車市場の大半を占めるガソリン・ディーゼル車の改良は、今後の環境問題対策、そして国産自動車メーカーの競争力強化のため避けて通れない課題だ。

   ガソリン車やディーゼル車などに利用される「内燃機関」が抱える問題として、生み出したエネルギーの20~30%程度しか実際の動力に生かせないという「非効率性」が挙げられ、これが「エコ」ではないという評価に結びついてきた。しかし近年の技術革新や研究成果によって、この問題に改善の見込みも出ている。

   「次世代ガソリン・ディーゼル車研究会」ではこうした最新の研究成果などをわかりやすく紹介するとともに、産業、家計、カーライフなどさまざまな視点から、ガソリン・ディーゼル車が持つ可能性を広く紹介。「エコカーとしてのガソリン・ディーゼル車の価値」を啓発していく。

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