チェコの鬼才シュルレアリスト 「シュヴァンクマイエル展」東西で開催


「不思議の国のアリス」(C)Jan Svankmajer

   チェコの「第三世代シュルレアリスト」―ヤン・シュヴァンクマイエル氏と妻エヴァの展覧会「ヤン&エヴァ シュヴァンクマイエル展~映画とその周辺~」が東京・渋谷のラフォーレミュージアム原宿で2011年8月20日から開催される。

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   ティム・バートン監督をはじめ多くの映画作家やクリエイターに影響を与え続けているヤン・シュヴァンクマイエル氏は、アニメーションや映画はもちろん、コラージュ、オブジェなど幅広い分野で創作活動を行うアーティストだ。今年77歳を迎え、現在も精力的に作品を生み出し続けている。

   今回の展覧会では、さまざまな素材を使ったオブジェ、絵画、版画、ドローイング、コラージュなど、約200点を紹介。シュヴァンクマイエル夫妻らしい作品群が並び、ほとんどが日本初公開の作品となっている。また、2月に国書刊行会から刊行された「アリス」2作品の表紙作品や、日本の彫り師らとの共同作業で制作した版画作品および下絵など、日本のために制作した作品も披露。さらに、写真家・細江英公氏が撮ったポートレートなど、盛りだくさんの内容だ。入場料は一般が900円、大・高校生800円、中・小学生600円(小学生以下は無料)。

   なお、京都文化博物館では前後期に分けて展覧会を開催。7月22日から8月14日までは「ヤン&エヴァ シュヴァンクマイエル展~THE WORKS FOR JAPAN~」、10月7日から23日までは「同~映画とその周辺~」を全作品入れ替えで展示する(問い合わせ先は【ラフォーレミュージアム原宿展(東京)】レン コーポレーション TEL:03-5438-2218【京都文化博物館 別館ホール展(京都)】月眠 TEL:0743-73-3601)。

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