取り残された犬達の運命は… 「中越地震」感動実話がアプリに

   文藝春秋はiPad、iPhoneアプリ「山古志村のマリと三匹の子犬」を2011年10月20日から発売する。2004年の中越地震で起こった実話を絵、文章、さらにはアニメや実写動画で描いた作品だ。

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初めての子犬が産まれたその日、地震は起こった


取り残されたマリ、そして3匹の子犬の運命は

   主人公は新潟県山古志村(現・長岡市山古志地区)に暮らす犬の「マリ」。2004年10月23日朝、マリは3匹の子犬を産むがその夕方、村を強い地震が襲う。飼い主は道路が寸断され村に帰れなくなり、さらに全村避難でマリと生まれたばかりの子犬たちは雪の積もる村に置き去りにされてしまう。しかし16日後、村に戻った住民たちは思いがけない光景を目の当たりにすることとなった。

   アプリではかわいらしいイラストと文章でマリたちの物語をつむぐとともに、地震や別れのシーンではアニメも使用。オリジナルの挿入歌も流れる。画面をタッチすることで雪が降り出す、鳴き声が聞こえるなどのアクションも盛り込んだ。

動画では現在の村の様子、そして…

   さらにアプリには地震から7年が経った現在の村の様子、そして今でも山古志で元気に暮らすマリの姿も動画で収められている。単なる電子書籍の枠に留まらない「進化した絵本」として、子どもから大人まで感動を分かち合える作品になっているという。

   価格は1000円。購入はApp Storeから。

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