コカ・コーラシステム、冬季ならではの「新たな節電対策」

   日本コカ・コーラと全国12社のボトリング各社などで構成するコカ・コーラシステムは、夏季に引き続き、冬季も自動販売機の消費電力削減施策を実施する。これにともない2011年10月31日、夏季とは異なる冬季ならではの「新たな節電対策」について説明する記者説明会を開催した。

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ソーラーパネル搭載自販機でデモンストレーション


コンプレッサーの停止に加え、蛍光灯の間引きも積極的に進めている。

   会場では、12月15日から12年3月までをめどに実施する節電対策が説明されたほか、ソーラーパネルを搭載した最新の自販機を使ったデモンストレーションも行われた。

   今回発表された冬季に向けた対策としては、電力需要が高まる時間帯に冷却運転を行っているコンプレッサー機能を停止するほか、屋内自販機の24時間消灯を夏季に続いて継続、さらに屋外自販機でLED照明搭載以外のものは、蛍光灯を減らすことを検討する。2012年度から導入する缶PET自販機については、すでに製品ディスプレイ部の照明にLEDを採用していくことを決定している。

「節電への協力が責務」

   コカ・コーラシステムではこれまで、冷却時の排熱を利用して加温販売製品を過熱する「ヒートポンプ」を約13万台の自販機で導入したほか、「ecoる/ソーラー」自販機や「ルーフ緑化」自販機などで省エネを推進してきた。

   日本コカ・コーラのベンディング事業戦略グループマネジャーの花井誠司氏は、「各地で電力ひっ迫が予測されている中、節電への協力は私どもの責務だと考えている」としたうえで、「この夏に引き続き、できる限りの努力を行っていきます」と語った。

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