震災に配慮した「年始あいさつ状」印刷支援プロジェクト

   フタバ(名古屋市)は、東日本大震災の被災地で、年賀状や新年へのメッセージを込めた「年始あいさつ状」をボランティア(無料)で印刷するフタバ「年始あいさつ状印刷支援プロジェクト」を2011年11月19日以降の3週末で行っている。実施は、仮設住宅の多い宮城県石巻市・岩手県陸前高田市・福島県相馬市の3市だ。

   「年賀状を出していいものか」「どういう文面にすればよいのか悩む」「年始の挨拶状は出したいがパソコンやプリンタが使えない」などの声に応える。

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「年始あいさつ状」とは?


イラストや写真を添付しメッセージと書き込むと、世界でひとつの年始あいさつ状が

   フタバでは震災に配慮して、「祝いを表す言葉」(祝、寿、賀正、お慶びなど)の賀詞を使わずに気遣いを込めた年賀状を「年始あいさつ状」としている。

   会場で専用の用紙に各々の近況報告や感謝の言葉などを直筆で書くと、会場でフルカラー複合機を持ち込んだフタバのスタッフがその場で印刷。出来上がったものはその日に持ち帰ることができる。フタバオリジナルはがきの場合は1人40枚まで、はがき持ち込みの場合は1人100枚まで対応する。年始あいさつ状のほか、喪中はがき、寒中見舞い状も用意しているという。

   日時と会場は、2011年11月19日、20日の石巻市は実施済みだが、2011年11月26日、27日の岩手県陸前高田市高田町鳴石5-1第一中学校と、2011年12月3日、4日の福島県相馬市・大野台第一集会所が残っている。時間は10時~17時。

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