都内でアートイベントが続々 今年も熱い冬になりそうだ

   草間弥生やジョナス・メカスの最新作がお目見え――東京を舞台にさまざまなアートイベントを展開している「東京文化発信プロジェクト」は、2月から3月にかけて『第4回 恵比寿映像祭』や『六本木アートナイト2012』などそれぞれの地域資源を活用したアートプログラムを計画している。

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『第4回 恵比寿映像祭』


第3回 恵比寿映像祭 展示の様子

   恵比寿では、『第4回 恵比寿映像祭』が2012年2月10日から26日まで(13日(月)は休み)東京都写真美術館で行われる。今年のテーマは、「映像のフィジカル」。3.11後の映像の氾濫や、映像を成り立たせる物理的基盤のもろさの露呈などを見るなかで、たどり着いた主題だという。共通の枠組みで、上映、展示、講演会などが次々と予定されている。

   中でも最大のトッピクスは、アンダーグランドの巨匠ジョナス・メカス監督の最新作が公開されることだ。アジアプレミアだという。そのほかにも青山真治監督が登場するシンポジウムなど、見逃せないイベントが続く。

2年ぶりの『六本木アートナイト』


六本木アートナイト2010 開催の様子

   一方、六本木では、『六本木アートナイト2012』が2012年3月24日10時から3月25日18時まで開催される。4年前から始まったイベントで、六本木という街全体を舞台にしたアートの祭典だ。毎年行われるはずだったが、2011年は震災のため中止となり、今年は2年ぶりの開催となる。

   今年のテーマ「アートでつくろう、日本の元気」の下に、アート、デザイン、音楽などの刺激的な作品が街のあちこちに姿を現す。去年の開催に向けて準備が進められていた作品たちが満を持して登場したり、さらに被災した人や地域と関わった作品の展示も予定されていたりと、やはり3.11を受けての祭典となっている。

   目玉は、草間弥生さんの新作が展示予定だということだ。草間弥生は、半世紀にわたり、世界のアートの最前線で活動を続ける日本人アーティストで、特徴であるヴィヴィッドで奇抜な水玉柄は、1度みたら忘れることができない。

   東京文化発信プロジェクトは、「世界的な文化創造都市・東京」の実現に向けて、東京都と東京都歴史文化財団が芸術文化団体やアートNPO等と協力して実施しているプロジェクトで、これまでにも多数の文化イベントを手がけている。

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