73の「問い」を通して見えてくるもの

   日本科学未来館(東京・江東区)は企画展「世界の終わりのものがたり~もはや逃れられない73の問い」を2012年3月10日から6月11日まで開催する。入場料は大人1000円(団体8人以上800円)、18歳未満300円(団体8人以上240円)、小学校未就学児は無料。

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「終わり」をさまざまな観点から考える


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   3月11日に発生した東日本大震災は、平和で穏やかな生活が一変する可能性があることを私たちに思い知らせた。本展は「終わり」という真実をふまえた上で、人は何を大切に生きていくべきか、また科学技術とどう向き合っていくべきか、一人ひとりに考える機会を与えてくれる。

   会場内は「予期せぬ終わり」「わたしの終わり」「文化の終わり」「ものがたりの終わり」の4つのセクションに分かれており、会場空間を進みながら、次第に視野を外部に広げていく構成だ。「あなたにとって世界の終わりとは、なにが終わることなのでしょうか?」など「終わり」をさまざまな観点からとらえる73の「問い」を通して、他の回答や科学トピックスをヒントに自己対話を繰り返し、来場者の考えを問い続ける。

   また展覧会の開幕に先立って、特設ウェブサイト(http://www.miraikan.jp/sekainoowari/)では、ここでしか見られない詩人の谷川俊太郎氏や脳科学者の茂木健一郎氏などの「終わり」観や「問い」への回答を順次公開中だ。

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