あの「カフスボタン」に若者注目 合コンのつかみにもGood!

   カフスボタン(カフリンクス)が「紳士のオシャレ」としてもてはやされていたのはもうずいぶん前のことだが、最近再び注目アクセサリーとなっているのをご存じだろうか。これまで無縁だった若い世代にも「他人と違うお洒落」ができるアイテムとして愛好者が増え、ユニークなデザイン・機能のものも相次いで登場しているというのだ。

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カフスでデキる男を演出


上:シルバーツートンカフス(1700円)。通常のシーンで使えるお手ごろ価格/下:ラウンドムーブメント ガンメタカフス(1万2000円)。時計のムーブメントを使った豪華かつ遊び心のある一品

   カフスはボタンの代わりに、主に男性向けシャツの袖口を留めるために用いられる。17世紀のヨーロッパで生まれ、19~20世紀前半はフォーマルな場には必須のアイテムだった。しかし1960年代ごろからはファッションのカジュアル化に押され、徐々に姿を消していった。

   ところがカフスボタン専門店「鎌倉カフス工房」によると、現在購入者で最も多いのは「30代後半」、つまりカフスにこれまでほとんど触れる機会がなかったはずの世代だという。いったいなぜなのか。

「やはり、男性のオシャレのできる数少ないアイテムということで、他人との差別化でご利用になられる方が多いです」

   確かに最近は男性も女性顔負けにオシャレだが、アクセサリーとなると種類は限られる。特にビジネスシーンでは、男性が着けられるアクセサリーはカフスぐらいしかない。しかも同店によれば、カフスを使い分けることで仕事へのモチベーションアップも期待できるとのことで、まさに一味違うビジネスマンを演出するにはぴったりの一品なのだ。

   アフター5にも、たとえばスポーツバーでのサッカー観戦に「サッカーボールデザインのカフスや、イエローカード・レッドカードカフス」を着けて出かける、なんて遊び心を発揮することが可能で、「合コンなどのつかみにも使えます」。「デキる男」になりたければ、一度試してみるのもいい。

コツは「あまり主張しすぎない」


上:ツイッター Twitter カフス カフスボタン(4800円)。おなじみのマークで若者に人気/下:ロバート グラハム Robert Graham ソーホー USB カフス(2万2800円)。合計2GBの記憶容量を誇る

   一方「最近は若い方にも比較的カジュアルな感覚でつけられる方が多いようです」と話すのは、カフス専門店「Cuff.jp」の担当者だ。

「若い世代の方々は以前に比べフォーマルとカジュアルの境目がよりあいまいになってきているようで、元々フォーマルな結婚式などがメーンの利用だったものが遊び用、仕事用など利用範囲が広がっているようです」

   こうした利用者の広がりも反映してか、最近では「Twitter」や「Facebook」のロゴをデザインしたものや、USBメモリーの機能がついたカフスが登場するなど、「高級有名ブランドのカフスがメーンだった昔に比べ、お手ごろにいろいろなカフスが楽しめるようになってきています」という。最近では女性にも、愛用者が広がりつつあるそうだ。

   ところで、着けるときのコツは?

「あまり主張せず、袖からちらちら見え隠れする感じが良いかと思います」

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