職業「寺山修司」 その人生を追う4つの催し

   命日となる5月4日をまたぎ、故・寺山修司氏が活動の拠点とした東京と、生まれ育った青森の2か所で、4つのイベントが開催される。

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横尾忠則、宇野亜喜良らの貴重なポスター公開


イベントを伝えるチラシ

   東京の「ポスターハリスギャラリー」(渋谷区)で行われるのは、「寺山修司と天井桟敷◎ポスター展―演劇実験室◎天井桟敷の宣伝美術の全貌―」(◎の内側の丸は黒丸、以下同じ)。寺山氏の率いた前衛劇団「演劇実験室◎天井桟敷」の演劇公演時には、横尾忠則氏をはじめ、宇野亜喜良氏、金子國義氏、林静一氏ら多くの著名アーティストたちがシルクスクリーン作品の宣伝ポスターを制作してきたが、現在、残っているのはほんのわずかだという。今回、この貴重なポスターを、寺山氏が脚本・監督をつとめた「マルドロールの歌」などの映画とともに、5月9日まで公開している。

   青森の「寺山修司記念館」(三沢市)では寺山氏の多彩な表現活動にインスパイアされた木工造形作家のsimizzyによる「simmizy(シミージー)木工造形展」が7月22日まで開催中だが、これに加えて5月3日から5日の期間、「春フェス」として子供も遊べる「寺山修司 遊びの劇場 シミージーのムシムシコロコロ・パーク」も登場する。さらに、命日の5月4日「修司忌」には、記念館に併設された「寺山修司顕彰文学碑」において、一般人も参加可能な献花、舞踏家の福士正一氏による舞踏と、記念館館長の構成演出による「寺山修司へのオマージュ『われに五月を」の上演などが行われる。

   各イベントの入館料などの詳細については、テラヤマ・ワールド(電話03-5456-9160)へ。

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