江戸時代から2321匹の「ネコ」大集合

   太田記念美術館(東京・渋谷区)では2012年7月26日まで、特別展「浮世絵猫百景 ―国芳一門ネコづくし―」を開催中だ。

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あの「スカイツリー」の歌川国芳が


愛猫家はぜひ

   歌川国芳は、「寄せ絵」で有名な江戸末期の天才浮世絵師だ。最近では「スカイツリー」にも見える塔の描かれた浮世絵の作者として話題にのぼっていたが、実は猫を愛でる江戸っ子の代表格としても知られる。家には常に十数匹の猫を飼っていたと伝えられるだけに、彼の描く猫たちはいきいきとして、愛嬌たっぷりだ。

   今回の展示では、そんな国芳と弟子たちの作品をはじめとする浮世絵243点が集合、絵の中に登場する猫は、総数にして2321匹にのぼる。

   人と猫が織りなす豊かな世界は、浮世絵ファンならずとも楽しめそうだ。

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