小沢一郎+橋下徹=「プーチン」!? 最強独裁者の「怖さ」の秘密とは


『独裁者プーチン』(名越健郎著)
文藝春秋

   ワンマン支配と政権長期化は「吉田茂」、剛腕とバラマキは「小沢一郎」、マスコミ操作と政治センスは「橋下徹」――ロシアのウラジミール・プーチン大統領を、ロシア駐在経験のあるジャーナリスト・名越健郎さんはこう形容する。政局の混迷が続く中、日本では「小沢」「橋下」といった「強い」政治家への待望論がたびたび浮上しているが、そんな両人の特質をプーチンは併せ持っているというのだ(ちなみに対極にあるのは「鳩山由紀夫」だとか)。

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   そんな名越さんの著書『独裁者プーチン』(文藝春秋)は、1999年に首相就任して以来、大統領就任、首相に就任、さらに大統領に復帰と、長きにわたりロシアの権力を独り占めにしてきたプーチンの、金正恩、胡錦濤をも上回る「怖さの秘密」に迫った一冊だ。有名な元KGBという出自から現在の家庭環境にいたるまで、とかくイメージ先行で語られがちな「鉄の男」「黒い皇帝」の「知られざる素顔」を明らかにしている。

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