「殺処分された猫」の実話に反響続々 「泣いた」「子どもに読ませたい」

   2009年、岐阜県の保健所である女性が出会った捨て猫「でかお」。思い悩んだ末に彼を飼うことに決めた女性だが、でかおはすでに殺処分に回されていて――そんな実話を元にした絵本『明日もいっしょにおきようね―捨て猫、でかおのはなし』(竹脇麻衣・絵、穴澤賢・文、草思社、2012年4月21日発売)が反響を呼んでいる。

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毎年20万の犬・猫が殺処分される国・日本


『明日もいっしょにおきようね―捨て猫、でかおのはなし』

   かわいらしくあたたかいタッチで描かれた同著だが、上記のストーリーからもわかるように、背景には毎年20万頭以上の犬や猫が『処分』という名目で殺されていることへの問題意識がある。その多くは飼い主により捨てられた犬・猫だ。アマゾンのブックレビューでも、

「子供と一緒に泣きながら読みました。読み終えた後、飼い猫を抱きしめました。辛い現実にとても考えさせられました」
「たくさんの子ども達に読んでほしいと思いました」

など、でかおが起こした「奇跡」に感動するとともに、この問題に思いをめぐらせるコメントが多数寄せられている。

   著者の竹脇麻衣さん、穴澤賢さん、またデザイン・編集協力の岡優太郎さんらは6月22日、USTREAM(ユーストリーム)・ニコニコ生放送で配信される書籍情報番組「J-CAST THE FRIDAY」(https://www.j-cast.com/trend/friday/main.html)に出演する。執筆のいきさつ、また本著にかけた思いなどを聞く。

   昼12時半から。アーカイブあり。

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