「宇宙船」でスカイツリー見に行こう 松本零士プロデュース水上バス

   「銀河鉄道999」などで知られる漫画家・松本零士さんがプロデュースした水上バス「ホタルナ」が2012年6月28日、東京・隅田川で就航した。

   東京都観光汽船(東京・台東区)が運航するもので、区間は浅草~日の出~お台場。総トン数167トン、定員261人というサイズは、隅田川で運航する旅客船としては最大級だ。松本さんプロデュースの同社旅客船としては、2004年就航の「ヒミコ」に続く第2弾となる。

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川面を舞うホタルのように光る


隅田川に未来な「ホタルナ」が出現

   「宇宙船」をイメージし、流線型の銀色の船体、ガルウィングの扉など未来的な意匠を盛り込んだ。船体屋上には遊歩甲板が設けられ、乗客が外の景色を楽しめるよう工夫した。

   特色は船体後部の高反射「船尾光ガラス」で、夕方・夜にはこの窓ガラスが淡くLED照明で照らし出されることにより、船が川面を舞うホタルのような姿に変身する。「ホタルナ」の名前はこの「ホタル」に、ラテン語で月の女神を意味する「ルナ(Luna)」をかけたもので、名付け親は松本さん自身だ。

   東京都観光汽船では、「東京スカイツリーを背景に『ヒミコ』と『ホタルナ』が交差する今までにないエンターテインメント、東京の海抜0メートルからのロケーションをお楽しみください」と話している。

   料金は浅草~お台場が1520円、浅草~日の出桟橋が1060円、日の出桟橋~お台場が760円。

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