島根・浜田のソウルフード ピンクの「赤てん」その正体

   東京・日本橋三越のライオン像の斜向かいあたりに、「神々の国」島根県のアンテナショップがある。その名も「にほんばし島根館」といい、松江名物の和菓子やソバ、しじみ加工品、工芸品などを豊富に取りそろえている。

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ちょっとB級な魚の練り物


生姜じょうゆのほか、マヨネーズをつけてもおいしい

   充実の広さを感じる店内の冷蔵棚に、島根のちょっとB級なご当地グルメとして見逃せない食品がちょこんと並んでいた。「赤てん」(江木蒲鉾店、5枚入り536円)だ。真空パックになっていて、賞味期限は約1か月。江木蒲鉾店からメールやファクスで取り寄せることもできる。

   この「赤てん」は平たく言ってしまえば、四角い形をした魚の練り物揚げということになるだろうか。魚の練り物ならば、各地の物産館でよく見かけるが、浜田市の名産であり、地元のソウルフードだというこの練り物は、見た目からしてちょっと独特。「赤」のようなピンクのような色をしている。

どこかなつかしさを感じさせる

   食べ方は、フライパンやオーブントースター網などで、弱火でふっくらとするまで焼く。パン粉のさくっとした食感に、ふわりと甘いたらのすり身、練り込んである唐辛子のピリ辛の味わいと、三味の一体感が絶妙だ。どこかなつかしさを感じるクセになる味わいで、ビールのつまみにもよい。

   袋の説明書きに、生姜じょうゆをつけて食べるのがおすすめとあるが、かわりにこってりとマヨネーズをつけても、辛味とのバランスが取れて、味が膨らむ。

   なお赤てんは開封後、最初に食べるのがもっとも具合がよい気がする。揚げものであるので、開封後は早めに食べたほうがよいようだ。


商品名:赤てん

製造:江木蒲鉾店

サイズ:5枚入り

価格:536円

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