夏のノーブラで日本女性のバストが危ない!? 識者「ブラできちんと支えて」

   猛暑だった2012年の夏――ワコールが9月7日発表したところによると、この夏はなんと38.0%もの女性が、ノーブラあるいはカップつきのキャミソールで済ませていたそうだ(全国の女性300人を対象に調査)。

   確かにその方が涼しいかも知れないが、ワコールが警告するのは夏のバストのケア不足だ。そんな同社では日本女性のバストを守るべく、毎年9月8日を「クーパー靭帯の日」として制定、正しいブラジャー選びの啓発を行っている。

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クーパー靭帯へのダメージケアとからだに合ったブラ


バストの構造。これを見ると、クーパー靭帯の重要さがわかる

   クーパー靭帯とは、乳房内部で乳腺組織を支えている繊維の束だ。バストの自重や揺れなどでこのクーパー靭帯に負荷がかかることが、下垂などの加齢による体型変化の要因となる。

   北里大学の塩谷信幸名誉教授は、「バストには筋肉がなく、クーパー靭帯のみで支えている状態で、外的要因の影響を受けやすい」と指摘する。夏、無防備に胸を揺らしていたという人は、クーパー靭帯へのダメージを意識すべきだろう。

   揺れを抑えるためにはやはり、「ブラジャーのようなもので支えたほうが良い」(塩谷名誉教授)。ワコールでは「クーパー靭帯の日」をきっかけに、自分のバストを見つめ直し、サイズだけでなく形、柔らかさなどに関してもからだに合ったブラジャーを選ぶことを推奨している。

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