「ロボットは東大に入れるか」数学チーム 富士通が「参戦」

   富士通研究所が、国立情報学研究所の人工頭脳プロジェクト『ロボットは東大に入れるか』(東ロボ)に数学チームとして参画する。2012年9月10日、発表した。

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現状では立式後でも5~6割しか解けない


2021年の東京大学入試を突破することを目指す

   数学の問題を解くには(1)問題文の意味解析、(2)立式、(3)計算処理(ソルバ)という手順が必要とされる。しかし現状では大学入試2次試験レベルの数学の問題を立式後に求解する部分で、コンピュータで数式処理技術を使っても、約5~6割しか解けないという。

   そこで、数理的な分析や最適化技術をはじめ、数学の問題を正確に解くために必要となる『数式処理・計算機代数』の研究を長年おこなってきた同研究所が、この技術をベースに、コンピュータで数学問題を解くためのプログラム(ソルバ)を中心にした貢献を目指す。

   「東ロボ」は細分化された人工知能分野の研究を再び統合することで新たな地平を切り拓くことを目的に、2011年にスタート。2021年の東京大学入試を突破することを目指し、教科ごとに担当チームが活動を進めている。

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