第25回東京国際映画祭が開幕 「大使」前田敦子に大歓声 サインし過ぎで次々追い抜かれる

   今年で25回目を迎える東京国際映画祭が2012年10月20日、東京・港区の六本木ヒルズなどで開幕した。

   関連企画と合わせると、世界中から集められた約300本の映画を上映。最高賞の「東京サクラグランプリ」を争う「コンペティション部門」では、91の国・地域から1332本応募があり、その中から厳選された15本が上映される。

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440人が「グリーンカーペット」歩く


アンバサダーとしてグリーンカーペットを歩いた前田敦子さん。前田さんの周りにはサインを求める人で黒山の人だかりができていた

   開会イベントでは、六本木ヒルズのメインストリートにあたる「けやき坂通り」に、500ミリリットルペットボトル換算で約5万1000本分をリサイクルしてつくられた「グリーンカーペット」が約250メートルにわたってお目見え。グリーンカーペットが行われるのは5回目で、今回が最長。約2時間半にわたって、上映作品の監督や出演者約440人が歩いた。「横道世之介」に出演する吉高由里子さん(24)や「カラスの親指」出演の阿部寛さん(48)、公式オープニング作品「シルク・ドゥ・ソレイユ3D 彼方からの物語」オフィシャルナビゲーターの上戸彩さん(27)らが姿を見せると、沿道から黄色い歓声が飛んでいた。

出品取りやめ伝えられた中国作品は「上映の予定に変更なし」

   「あっちゃーん!」と、特に大きな歓声があびていたのが、映画祭のアンバサダー(大使)に選ばれ、序盤にグリーンカーペットを歩いた前田敦子さん(21)。黒のドレスに身を包んだ前田さんは沿道からのサインの求めに積極的に応じていたため、他の出演者に次々に追い越されるという、映画祭史上異例の光景も繰り広げられた。

   なお、コンペティション部門の15本の作品をめぐっては、唯一の中国からの参加作品「風水」について、新華社通信が出品取りやめを伝えている。現時点では、映画祭主催者は

「出品者サイドからの正式な連絡を一切受けておりません。従って、上映の予定に変更はございません」

としている。

   会期は10月28日までの9日間。

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