「英語」あきらめるその前に これくらいのプチ挑戦はやっておこう

   社内公用語が英語の会社も出現する時代だ。英語を話せるようになりたいと願う人は多い。中学、高校、大学と勉強してきたのに、なぜ、簡単な会話さえできないのか。店頭にあふれる入門書の中から、基礎的な悩みにこたえる3冊を紹介したい。J-CASTニュースの新書籍サイト「BOOKウォッチ」http//:books.j-cast.com/でも特集記事を公開中

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76の基本フレーズでバッチリ


『mini版 英会話の9割は中学英語で通用する』

   『mini版 英会話の9割は中学英語で通用する』

   英会話を身に付けたいと思っても、時間がない、大変だろうとつい身構えてしまうが、中学英語で通用するといわれれば、話は別だ。アスコムのからの『mini版 英会話の9割は中学英語で通用する』(著・デイビッド・セイン、680円)は、わざわざ勉強しなくても大丈夫だと背中を押してくれる。

   例えば、「Come on. さぁ、行こう!」。誰でも知っているフレーズだが、これに1語を付け足すだけで、様々な応用が可能になる。「Come on over. うちに遊びにおいでよ」「Come on by. うちに寄ってくださいね」「Come on in. どうぞ入って」といった具合だ。本書で紹介する76の「基本フレーズ」をマスターすれば、英会話の9割はばっちりだという。著者は日本で25年以上の経験のあるアメリカ出身の英語教育のエキスパート。

「習うより慣れろ」英語を臆せず口にする法


『英語なんて5つの単語で話せるんだよ! 今、日本人に必要な"英語マインド"』

   『英語なんて5つの単語で話せるんだよ! 今、日本人に必要な"英語マインド"』

   タイトルをみて、思わず、「えっ、ホント!?」と思ってしまう。インプレスコミュニケーションズ/クロスメディア・パブリッシング発行の『英語なんて5つの単語で話せるんだよ! 今、日本人に必要な"英語マインド"』(著・豊田圭一、希望小売価格570円)は、英語の習得には単語の数よりマインドが大切、という意味のようだ。

   英語が話せないと思い込んで、やりたいことに踏み出せないでいるのはもったいないこと。そこで、「習うより慣れろ」を基本に、日常の中で英語に触れ、英語に慣れ、英語を臆せず口にする方法を著者自身の経験を織り交ぜながらわかりやすく紹介する。巻末には著者推奨の英語学習に使えるグッズやWebサイトをまとめている。なお、本書は電子書籍のみの発売。

最新の研究で上級者への第一歩を


『ニューズウィーク日本版ペーパーバックス 英語超入門 仕事で本当に使える英語を身につける!』

   『ニューズウィーク日本版ペーパーバックス 英語超入門 仕事で本当に使える英語を身につける!』

   阪急コミュケーションズからの『ニューズウィーク日本版ペーパーバックス 英語超入門 仕事で本当に使える英語を身につける!』(編・ニューズウィーク日本版編集部、1000円)は、週刊誌『ニューズウィーク日本版』が長年にわたって取り組んできた英語学習に関する特集をまとめたものだ。

   ニュース週刊誌らしく、個人独特の法則や俗説を排し、最新の研究成果や事例に基づいた解説で、より多くの人に効果的な学習法を紹介する内容となっている。理論と実践に分けて構成、上達の秘訣では「聞き流すだけでペラペラに」や「何年も勉強したのに話せない」といった定説の真偽、実践講座では「英語会議を乗り切る7つの基礎知識」「会話をつなぐとっさのひとこと」、他に「メールと電話」など。英語上級者へ踏み出すためのステップとしたい1冊だ。

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