コミケ「黒子のバスケ」組に救いの手 印刷所「22日まで原稿待ちます」

   脅迫事件のため「冬コミ」に参加できなくなった「黒子のバスケ」の同人サークル向けに、独自の「救済措置」を設ける印刷所が登場した。

   同人誌印刷で知られるねこのしっぽ(川崎市)は、2012年12月29~31日開催のコミックマーケットに「黒子のバスケ」の同人誌で参加予定だった人の原稿の締め切りを12月22日まで延長すると11日発表した。この間に「黒子のバスケ」以外の同人誌を書き上げることが条件だ。

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脅迫事件を受け参加取り止め要請中


「黒子のバスケ」事件を受けて締め切り延長を発表したねこのしっぽ

   「黒子のバスケ」をめぐっては同人誌即売会などに脅迫状などが送られる事件が相次いでおり、コミケ準備会は8日、「黒子のバスケ」関連の同人誌、グッズの頒布を取り止めるよう参加者に要請を出している。

   準備会側では「黒子のバスケ」で参加予定だったサークルが、同作以外、別ジャンルの同人誌でコミケに参加することは問題ないとしている。とはいえ冬コミに間に合わせるための締め切りはすでにギリギリまで迫っており、今から新しい同人誌を用意するのはかなり厳しい状態だった。

粋な計らいに「イケメン過ぎる……」

   同社の措置は、「黒子のバスケ」サークルによる別作品の同人誌に限り、本来18日および19日原稿締め切りの「1色折綴じぱっく(スミ刷り)」「にゃんでま5」プランを、ともに22日まで延長するというものだ。「黒子のバスケ」は無理でもなんらかの形でコミケに加わりたいという参加者のための、まさに「粋な計らい」といえる。

   Twitter(ツイッター)でも、この対応には感嘆の声が広がっている。

「さすが俺たちのねこのしっぽだ!やってくれるぜ!」
「すごいなー、ただでさえ忙しいだろうに」
「ねこのしっぽさんイケメン過ぎる……(涙目)」

   19日まで同社ウェブサイトで予約を受け付けている。

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