女子高生の恋人が「液体のように」失踪 残された封筒が導く「壮大なプロジェクト」

   大学生が消えた。「どちらかといえば、液体のように」――主人公の高校生「カメ」らは、同じ学校の女子生徒から相談を受ける。付き合っていた大学生の恋人が突然消えてしまったのだという。

   さらに不思議なことに、女子生徒が恋人の部屋で見つけた封筒は、「カメ」が以前、見知らぬ男に渡すよう「指示」を受けたものと同じものだった。その封筒の中には、「以前」も今回も現金100万円などが入っていて……。『丸亀ナイト』(文芸社文庫)は、「カメ」ら高校生3人が謎解きに挑む青春ミステリーだ。

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『有言実行くらぶ』シリーズの最新作


『丸亀ナイト』

   封筒をめぐる謎と大学生失踪との間には、どんな関係があるのか。封筒の持ち主をたどるなかで、主人公らは、いつの間にか仕掛けられていた「壮大なプロジェクト」に飲み込まれていく。調査を続けるうち、封筒をつなぐ人物らに浮かび上がってきたある共通点とは?

   謎解きの面白さだけでなく、主人公らの微妙な距離感やユーモラスな会話も楽しめる。

   人気作品『有言実行くらぶ』シリーズの最新作。筆者は、『屋上ミサイル』で第7回(2008年)「このミステリーがすごい!」大賞を受賞した山下貴光氏。

   文庫書き下ろし作で、2013年2月中旬に発売された。693円。

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