宇宙博、太古哺乳類展、古代エジプト・・夏休み、巨大「お勉強イベント」目白押し

   夏休みにどこに行こうか…。できれば子供の宿題づくりに役立つところがいいんだけど――そんな悩みにこたえるかのような、大型イベントが今年は目白押しだ。大人から子供まで楽しめて、お勉強にもなるいくつかを紹介しよう。

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宇宙に挑む人類の歴史と現在、未来を探る


船外活動で撮影された「きぼう」と地球
© JAXA/NASA

   もっとも大仕掛けなのが、2014年7月19日、千葉市の幕張メッセで開幕する「宇宙博2014――NASA・JAXAの挑戦」(NHK、朝日新聞社など主催)。

   会場は「NASA」「JAXA・日本の宇宙開発」「未来の宇宙開発」「火星探査」の4つのエリアに分かれ、約9000平方メートルの広大なフロアに、国際宇宙ステーション(ISS)の日本実験棟「きぼう」の実物大モデルや、日本初公開となる火星探査車「キュリオシティ」のNASA製作モデル機など約500点が展示される。NHK主催ということもあり、映像も充実している。

   国内で開催される宇宙イベントとしては質・量ともに空前の規模。NASAとJAXAの夢のコラボが初めて実現した。アジアで開かれる初のNASA公認展示会だという。「アポロ」世代から「スペースシャトル」「ハヤブサ」世代まで、幅広い年齢層の人たちが、当時の感動と興奮を再確認できる場になりそう。未来の宇宙開発を夢見る子供たちにとっては刺激がいっぱいだ。

   9月23日まで。

上野に「古代の動物園」が出現!


パレオパラドキシア(復元イラスト)

   東京・上野の国立科学博物館では、すでに7月12日から「太古の哺乳類展-日本の化石でたどる進化と絶滅-」(同館、読売新聞社など主催)が始まっている。

   約1億2000万年前から日本で進化し、約1万年前までに絶滅して、今は見ることのできない哺乳類化石など約170点を紹介している。

   とくに珍しいのは、「ナウマンゾウの家族」。大人のオス、メスとこどもの全身復元骨格3体が初めて一緒に展示されている。そのほか、日本で発掘された化石が世界的に有名な「パレオパラドキシア」なども。まるで「古代哺乳類の化石動物園」だ。

   展示される絶滅哺乳類は、日本各地の約20か所の博物館・研究機関などから集められたもの。大昔の「日本列島」にはこんな奇妙な動物が生息していたのかと、感慨に浸ることになりそうだ。

   10月 5日まで。

「女性の時代」を先取り


ハトシェプスト女王像の頭部
© Rogers Fund, 1931 (31.3.153)

   同じく上野公園内にある東京都美術館では7月19日から「古代エジプト展 女王と女神」(同館、メトロポリタン美術館、朝日新聞社、TBS主催)が開かれる。

   世界有数のエジプトコレクションで知られるニューヨークのメトロポリタン美術館から「女性」をテーマに厳選された約200点が初めて日本公開される。

   主役となるのは今からざっと3500年前に、古代エジプトの繁栄に大きく貢献した神秘の女王ハトシェプスト。会場入り口では、石灰岩で作られ彼女の頭部(高さ約50センチ)が来場者を出迎える。第18王朝のファラオとして政治を行った彼女は、内政と交易の強化に力を入れ、古代エジプトの文化的最盛期を築いたという。

   エジプトの王というと男性のイメージが強いが、今回の出品作はすべて女性がらみ。王族女性が実際に使用した装身具や化粧道具も多数出品されている。最近「女性の登用」が話題だが、とっくに実現していた古代エジプトの実像に触れ、人類の歴史を再考できる貴重な機会だ。

   9月23日まで。

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