日本にもミニバン"イエローキャブ" 新世代のタクシー用車両販売開始

   日産自動車はタクシー用の小型ミニバン「NV200タクシー」を2015年6月下旬に全国一斉に発売すると発表した。「NV200タクシー」は、国内外で高い評価を得ているという多目的商用車「NV200(日本名=NV200ネット)」を基に開発した新世代のタクシー用車両。セダンタイプが主流であるタクシーのイメージを一新しそうだ。

新世代のタクシー
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広々とした室内空間と荷室スペースのワゴンタイプ

   世界各地にて数々の賞を獲得しているベースモデルの「NV200」は、欧州、中国、米国など世界40か国以上で販売されており、「NV200タクシー」と同様のモデルは13年から米ニューヨーク市の「イエローキャブ」に採用されている。

   ワゴンタイプならではの広々とした室内空間と荷室スペース、スムースな乗り降りが可能な大きなドア開口部やパノラミックルーフの採用により、大柄な人でも楽な姿勢で乗車でき、ベビーカーも折りたたんで持ち込める。

   セダンより視界が広く、余裕のヘッドスペースに加え、優れた取り回し性能により、長時間運転することの多いタクシードライバーの疲労を低減できるという。

   車両価格はこれまでのセダンタイプと同等レベルに抑えるともに、ガソリンとLPGの両方の燃料が使用可能。経済性と航続距離の向上を実現する「LPGバイフューエルシステム」 搭載車もガソリン車とあわせて設定しており、さらに整備性を向上させることで、維持コストの削減が可能という。

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