生まれ変わったサムスン・Galaxy 新デザインと機能に迫る(3)

   ガラスを用いた高級感漂うボディーと、「明るさ」にこだわったカメラ機能を備えた韓国サムスン電子のスマートフォン「ギャラクシー(Galaxy)S6」と「Galaxy S6 edge」。特徴的な機能は、ほかにもある。

   新端末の目玉のひとつとして、短時間で充電が完了する仕組みを充実させた。

急速充電を使うと80分で完了
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10分の充電で4時間稼働

   ユーザーがスマートフォンに対して抱える不満のなかで、常に上位にランクインするのが「電池の持ち時間の短さ」だ。最近でも、例えば調査会社ジーエフケーマーケティングが2014年11月6日に発表した「携帯電話の利用実態調査」結果によると、不満の理由のなかで最も多かったのが「バッテリー持ちの悪さ」だった。割合は約2割まで減少したとのことだが、いまだに「ワースト1」なのも事実だ。

   この問題解消のため、新型Galaxyの2機種では急速充電に対応する。短時間でたっぷり充電できることにより、バッテリーの「持ち時間」をカバーする。ほぼゼロの状態から100%充電されるまで、急速充電を使うと80分で完了する。また10分だけ充電した場合でも、端末が4時間使えるまでに回復するという。

   さらにワイヤレス充電にも対応。「WPE」と「PMA」いずれの規格に対応し、充電マットに端末を置くだけで電池がチャージされる。

   バッテリー容量そのものは2600ミリアンペア(Galaxy S6は2550ミリアンペア)で、「Galaxy S5」より小さいが、省電力化により「Galaxy S5」と同等の「持ち時間」を実現した。今回Galaxyを根本から見直した際、これまでのように電池パックを大きくしてサイズや容量を競うのではなく、電池が一定時間持続するのであれば、気軽に短い時間でこまめに充電できる方を重視するのが便利ではないかとの結論に達したという。

   外観も機能も徹底的に見直され、生まれ変わったGalaxy。大いに注目を集めそうだ。

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