「1%の社員」どうやってなる? 社長が教える「社内起業家」のススメ

   大勢の社員がいる中で、一人ひとりは自らの差別化を図るにはどうしたらいいか。ダイヤモンド社から2015年4月30日に刊行された『"99%の社員"から抜け出す人の考え方』は、創業から現在に至るまでの軌跡や社内起業家(イントレプレナー)の価値について著している。

産学連携で「感動の技術化」
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社員教育で成長を促す

   著者は、ウエディングやホテルなど幅広いプロデュース事業を手掛ける「ポジティブドリームパーソンズ(PDP)」の杉元崇将(すぎもと・たかまさ)社長。同書では「社員の成長を促す仕組み」と、同社が行った「感動の技術化」プロジェクトを紹介している。

   同社の社員教育プログラム「PDPカレッジシステム」は、ビジネスの基礎から経営企画の立案手法まで、役職を問わず全社員に提供するもの。これを通して社員の成長を促すという。また、石川県の金沢工科大学との産学連携で行う「感動の技術化」は、理論的に「感動」の仕組みを分析し、感動を「必然的」に作り出すことで、「最良の"おもてなし"」を提供する試みだ。これらを引き合いに、起業ブームとも言われる最中、なぜ"社内起業家"を推奨するのかをメインテーマに詳しく解説している。

   定価1500円(税抜)。「組織の中でやりたいことが見つからない」と悩んでいるビジネスパーソンや、組織づくりを考える経営者におすすめの一冊だ。

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