湿気が気になる季節、自宅でできる対策とは? 土壁を応用した機能性壁材【レビューウォッチ】

   2年連続でエルニーニョ現象の影響を受けると予想されている2015年。エルニーニョ現象とは、赤道付近の太平洋で海面水温が上昇することだ。気象庁が6月に発表した「エルニーニョ監視速報」では、「今後、冬にかけてエルニーニョ現象が続く可能性が高い」とされている。

   エルニーニョ現象が起きると、日本では梅雨が長引き、「冷夏」になりやすい。雨が多く、湿気がこもりやすいとなると、カビやダニ、ニオイなどが心配になる。そんななか、日本伝統の「土壁」を応用して、室内を最適な湿度に保つインテリア壁材が、いま注目されている。

ジメジメが気になる季節…
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ホームセンターやインターネットでも購入可能

   そのインテリア壁材とは、LIXIL(リクシル)の「エコカラット」。目に見えない細かな孔(あな)を持つ「多孔質セラミックス」が、「土壁」のように室内の空気を呼吸することで、湿度調整だけでなく、ニオイや有害物質も低減できるという。

   壁材というと、新築やリフォームの際に導入するイメージがあるが、「エコカラット」はホームセンターなどでも購入可能で、下駄箱やクローゼットなど、湿気やニオイがこもりがちな場所にピンポイントで置けるのが特徴だ。

   ものは試しと、J-CASTトレンド編集部の女性部員が、自宅の下駄箱に「エコカラット」を2枚設置してみた。「靴が大好き」という彼女が、一番気にしているのは「ニオイ」。2日続けて履かないようにしたり、帰宅後すぐにしまわず、玄関で外気にさらすようにするなどの対策に余念がないが、特に梅雨時は「ニオイ」が発生しがちという。

   だが「エコカラット」を設置してからは、「ニオイを吸収してくれている気がする」。今回は2枚だけだったので、「もっといっぱい敷けば、より効果がありそう」と話していた。カタログによると、生ゴミ臭やトイレ臭だけでなく、ペットやタバコのニオイにも効果を発揮するとのこと。

   業者に頼むとコストがかかることもあり、自分でエコカラット施工にチャレンジするケースも多い。グーグルで「エコカラット」と検索すると、関連ワードには「DIY」があがる。単に置くだけではなく、日曜大工感覚で「張ってみる」のもアリだ。

   ブログや情報サイトを見てみると、「流れとコツがつかめれば誰でもできる感じ」や、「時間をかければ、意外となんとかなります」といった感想が出ている。なかには靴の中に「エコカラット」を入れて、「どれぐらい湿気とにおいがとれるか実験」した人も。さまざまな方法で「エコカラット」を利用しているようだ。

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