月1万円で世界遺産へ! 1杯コーヒーのお願い

   7月7日の七夕には短冊や飾りに願い事をする日。健康や家内安全、カネ、商売、学業、恋愛、結婚が多いが、神奈川県箱根町などでは、噴火の沈静化なども短冊に書き込まれるかもしれない。火山活動は各地で活発化しているが、元の静けさに戻ってほしいと祈るばかりだ。あなたにとって、今年の願い事は何でしょうか。世界平和から身の回りのことなどまで様々な願いがあるようです。

   J-CASTニュースの書籍サイト「BOOKウォッチ」でも特集記事を公開中。

『12万円以内で行けちゃう! 世界遺産への旅』
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リーズナブルなプラン、ガイド情報

   「12万円」というところがミソだ。1年12万円といえば、1か月1万円。1日とすれば300円ちょっと。カフェでコーヒー1杯を節約すれば、そんなに難しいことではない。『12万円以内で行けちゃう! 世界遺産への旅』(編・A-Works、1620円、A-Works)は、1年1回、12万円以内で素晴らしい世界遺産の旅に出ようという提案だ。

   現在、地球上に登録されているのは1000件余。どの国のどこにあるのか、どんな自然があるのか、どんな遺跡があるのか、どんな建築物があるのか。本書は行き先、行き方、リーズナブルなプラン、手配先までのガイド、写真もたっぷり紹介する。

   案内されているのは、フランス「モン・サン・ミシェルとその湾」、ギリシャ「メテオラ」、イタリア「ヴェネチィアとその潟」、インドネシア「ボロブドゥル寺院遺跡群」、中国「福建の土楼」など43選+αの旅だ。

ギリシャの哲学者の弁論術

   こちらが正しいのに、ついつい言い負かされてしまう。会議でも日常の会話でもなんとも口惜しいことだ。相手を説得する「弁論術」を身につけたいと思う人は多いだろう。『どんな人も思い通りに動かせる アリストテレス 無敵の「弁論術」』(著・高橋健太郎、1404円、朝日新聞出版)は、古代ギリシャの哲学者アリストテレスが2300年前に生み出した弁論術をいまの時代にやさしく解説したものだ。

   哲学×心理学×会話術を駆使し、3つのメソッドを使えばどんな相手でも説得できる。論理的であるとはもちろんだが、ふだんから信頼されていることや相手の感情をうまく誘導することも大切。学生にとってもディベートの教科書になりそうだ。

黒柳さんら世界を平和にする提言

   『世界を平和にするためのささやかな提案』(著・黒柳徹子、徳永進、中川翔子、永江朗、伊勢崎賢治ほか、1296円、河出書房新社)は、ユニセフ親善大使の黒柳徹子さんはじめ、医師、タレント、憲法学者など各界22人による提言集だ。『14歳からの戦争のリアル』『よのなかを変える技術』『はじめての聖書』など「14歳の世渡り術」シリーズの一環で、今年5月(2015年)に出版した。

   目次をみると「自分の考えを素直に声に出し続けましょう」(黒柳)、「地雷の消える日を祈る」(医師・徳永)、「やさしさを添えて」(タレント・中川)、「すべては理想を掲げることから始まる」(憲法学者・木村草太)、「人の意見を信じる前に、反対の意見を探してみよう」(精神科医・香山リカ)、「あらゆる問題を解体しましょう!」(タレント・春香クリスティーン)といった多彩な顔ぶれと意見だ。

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