管理栄養士のタマゴ、水分補給の重要性を学ぶ コカ・コーラ「飲料アカデミー」

   全国各地で梅雨が明け、気温35度以上の「猛暑日」を記録する地域も増えてきた。夏が本格化するうえで、重要性が増すのは水分補給。脱水による体調不良も心配になってくる。

   日本コカ・コーラは2014年11月から、さまざまな健康テーマについて科学的根拠に基づいた学術情報を発信する「飲料アカデミー」活動を行っている。その一環として15年7月11日、同社(東京都渋谷区)で「水分補給セミナー」が開催された。

講演の様子
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「3食きちんと食べる」のも大切

   セミナーは、管理栄養士を目指す学生60人を対象に実施。神奈川県立保健福祉大学の谷口英喜教授(保健福祉学部栄養学科)をゲストに迎え、日本コカ・コーラの金平努氏(技術・サプライチェーン本部)とともに、脱水症のメカニズムや効果的水分補給について講演した。

   谷口教授は、水分と塩分で構成される「体液」の不足が、脱水症を引き起こすと説明。体液が不足すると、(1)栄養と酸素を運ぶ、(2)老廃物を運び出す、(3)体温調節の3点が満足に行われなくなってしまうという。

   脱水症の予防策として、谷口教授は「こまめな水分補給」はもちろん、「3食きちんと食べること」を指摘。3食の食事から、約1リットルの水分を摂取できると語った。また水分補給について、子どもは「好きなタイミング」、高齢者は「時間を決めて」と、世代別による適切なタイミングをあげている。

   金平氏もまた、水分補給の重要性を指摘。汗をかいた時には、汗で失われる電解質も摂取する必要があるといい、スポーツドリンクなど、塩分濃度が0.1~0.2%の飲料の摂取がふさわしいことなどを説明した。

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