松岡修造、北島康介らの"メンタルの師"に習う...3月15日「こころの健康づくり週間」スタート

   春は別れと出会いの季節。新しい人と出会い、新天地で生活を始めるなど環境が変わり、心境や体調も変化する。3月15日~21日は2厚生労働省が制定した(2000年)「こころの健康づくり週間」。メンタルを鍛えることで人間関係などさまざまなストレスに対応できる心と体づくりができるおすすめの3冊をご紹介しよう。

   J-CASTニュースの書籍サイト「BOOKウォッチhttps://books.j-cast.com/)」でも特集記事を公開中。

ビジネスマンのためのメンタル・タフネス
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スポーツのプログラムをビジネスに応用


ビジネスマンのためのメンタル・タフネス

   アルゼンチンのガブリエラ・サバティーニ、松岡修造らの元プロテニス選手をはじめ、一流プロスポーツ選手のメンタルトレーニングを担当したスポーツ心理学の権威、ジム・レーヤー氏は、そのプログラムをビジネスに応用して開発したトレーニング方法は、採用した欧米トップ企業から絶賛されたという。『ビジネスマンのためのメンタル・タフネス』(著・ジム レーヤー、ピーター・J・マクラフリン 1677円、CCCメディアハウス)は、そのトレーニング方法を公開したものだ。

   行動原理、ポジティブ・エネルギーの維持、モチベーション、ヴィジュアライゼーション(視覚化)、エクササイズ、ダイエット(食事療法)、呼吸コントロール、ストレスなど全12章。

   読む人の心理状態にあわせた方策を、単独で、あるいは、または組み合わせて試す方法を教えてくれるので、自分にあてはまるトレーニングが見つけられる。

悩みや不安を解決し、大きな人間力を身につけよう


困難に打ち克つ「脳とこころ」の法則 ゾーンと海馬があなたを強くする

   脳と心の本質を知れば、ビジネス、勉強、スポーツ、それに勝負ごと、人間関係まで、それまでとは見方が劇的に変わるという。『困難に打ち克つ「脳とこころ」の法則 ゾーンと海馬があなたを強くする』(著・林成之、1296円、祥伝社)は「疲れない脳とこころをつくる」「本番に強いこころをつくる」「落ちこんだこころを立て直す」などについて詳しく述べることでその法則を解き明かす。著者の林氏は2008年の北京オリンピックで競泳日本代表チームに"秘策"を伝授しメダル獲得に貢献した脳医学者。

   サブタイトル「ゾーンと海馬があなたを強くする」の「ゾーン」は"集中できる範囲"のことで、「海馬」は、記憶に関連する脳の部位。林氏は、これらを鍛えることで"危機を乗り切るチーム力"や"やる気・集中力のコントロール"する力が養え"ここぞという場面で力が発揮できる""人生の壁を破ることができるようになる"と説く。

勉強と学習でメンタル力を養う


嫌いな自分は、捨てなくていい。

   著述業のほか俳優としても活動している中谷彰宏氏の3月新刊の一つ『嫌いな自分は、捨てなくていい。』(著・中谷彰宏、1404円、学研プラス)。中谷氏は「この本は、3人のために書きました」として①メールに書かれたことで、くよくよしてしまう人②嫌われるより、ガマンしてしまう人③軸が定まらないで、ぶれやすい人――を対象にあげている。

   「メンタルの強い人は、鍛えたから強い。逆に弱い人は鍛えていないから弱い。仕事でも恋愛でも、メンタルが強い人がうまくいく。メンタルが弱いとチャンスを活かすことができません。メンタル力のある自分を目指すなら勉強と体験をしていけばいいのです」と中谷氏。

    その"勉強と体験"の勧めを「負荷をかけて、分身をつくる。」「相手によって、分身を入れ代える。」「他者思考より、自分思考で生きる。」「失敗の中の成功を、見つける。」の4部構成でつづっている。

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