東京の新たなランドマークを目指すJTB 新宿三丁目交差点に大型時計が出現

   新宿三丁目交差点(東京都新宿区)は、人出の多さで都内有数の交差点だ。新宿通りと明治通りが交差し、東京メトロ丸ノ内線、副都心線、都営地下鉄新宿線が地下を走る。歌舞伎町や東京都庁、花園神社、新宿御苑から徒歩圏内ということもあり、外国人観光客の姿もよく見かける。

   2016年3月18日、同交差点の一角に新たなランドマークが誕生した。メットライフ・JTB新宿スクエアビルの壁面に、直径3.1メートルの大型時計「JTB CLOCK」が設置されたのだ。

JTB CLOCK
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時計の針に刻まれた文字とその意味

   時計の盤面には世界地図がうっすら描かれている。また秒針には「Travel」、短針には「Broadens」、長針には「Mind」の文字がそれぞれ刻まれている。1時間に1秒"その瞬間に"3つの文字がそろい、「Travel Broadens Mind」という文字が現れる。JTB広報部によると、以下のような意味が込められているという。

「旅は心を広げる」
「旅は見聞や視野を広げる」
「旅は人の心をおおらかにする」
「旅は人間の器を大きくする」

   江戸時代にこの付近は「新宿追分」と呼ばれていて、甲州街道と青梅街道が分岐する交通の要衝だった。JTB CLOCKのビルの1階には「JTBトラベルゲート新宿本店」があり、乗り物や宿泊の相談、手配をする人でにぎわう。そして店舗入口の歩道には「新宿元標ここが追分」の地図が埋め込まれている。ここが旅の出発地なのはいまも昔も変わらない。

   新宿の名前は世界中に広まっている。銀座和光ビル(東京都中央区)や有楽町マリオン(同千代田区)を例に挙げるまでもなく、大型の時計のある場所は待ち合わせスポットに打ってつけだ。新宿の新たな名所になってほしい――そんな思いが込められているのだろう。

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