dポイントが「お手軽に」進化 おサイフケータイ対応で「かざすだけ」でOKに

   NTTドコモは2016年6月10日、自社が展開するポイントプログラム「dポイント」のポイントカードを「おサイフケータイ」に対応させた。

   昨年12月にサービスを開始したdポイント。これまで実店舗で利用する場合は、カード型の「dポイントカード」「dカード」「dカードGOLD」を店員に提示するか、「dポイントクラブアプリ」を立ち上げて、一機能である「モバイルdポイントカード」のバーコード画面を提示する必要があった。

   おサイフケータイは、FeliCa対応チップを搭載したスマホまたは携帯電話で使える機能だ。対応端末を読み取り機に"かざす"だけで、電子マネーや乗車券、航空券、クレジット、会員証、クーポン券、ポイントといった各種サービスのやり取りができる。カードを何枚も持ち歩かずに済むことから、一度使ったら手放せなくなるという声は少なくない。iPhoneはおサイフケータイ非対応ながら「おサイフケータイジャケット01」を装着すると使える。

   今回の対応により、dポイントも「おサイフケータイ」をかざすだけで利用可能となる。また「おサイフケータイ」で「iD」などの電子マネーを利用している場合、スマホをかざすことでdポイントの利用と支払いの両方が可能となる。詳細は公式サイトまで。

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アプリのアップデートが必要な場合も

   本機能を使えるようにするには、おサイフケータイにdポイントクラブアプリをインストールして、登録済みのdポイントカード番号を設定しなくてはならない。

   使っているスマホにdポイントクラブアプリがインストールされている場合、アプリのアップデートが必要となる。Playストアでdポイントクラブアプリを検索して手動で更新するか、アップデートの通知に従って更新する。

   おサイフケータイジャケットを装着したiPhoneユーザーは「おサイフリンクアプリ」から設定する。

   「おサイフケータイ」の設定を済ませた後も、dポイントカードは捨てずにとっておこう。というのも今回の発表に対応する加盟店はローソンとナチュラルローソンだけで、それ以外の加盟店では引き続きdポイントカード、dカード、dカードGOLDまたはモバイルdポイントカードを提示する必要があるからだ。

   ちなみにモバイルdポイントカードは、ローソンとナチュラルローソン、イオンシネマ、JALが運営する空港の売店「BLUE SKY」のみ使える。

   このほかにも注意点がある。モバイルPontaをおサイフケータイに設定している状態でdポイントカードの設定をした場合、ローソン店舗でかざして利用するときはモバイルPontaが優先される。dポイントカードを使いたいなら、モバイルPontaを削除してから使うことになる。

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